ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は9月26日です。(12:00~13:00)です。

熊本へダンボール製ベッドを届けた垣内さん/越前市「みんなの食堂」野尻さん

テレビを見て「自社製品を役立てられたら」と熊本へ走った
被災状況は想像を超え、殆どの家屋が全半壊や屋根の傷み

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5月22日のラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、前半ゲストに越前市の「垣内産業」の垣内勝美社長を迎え、熊本地震被災地へ自社製品のダンボール製ベッドや仕切り、椅子などを届けた話を伺いました。

垣内さんのお話は主に下記のような内容です。

  • 4月の熊本地震被災を伝えるテレビ報道をみて、何か役立つことをしたいと考え、自社で作っているダンボール製ベッド200セット、仕切りパーテーション50セット、椅子200脚などを大急ぎで揃えた。
  • 越前市からの紙おむつ、鯖江市からは老眼鏡200本、ブルーシート300枚、土のう袋2500個も託され、鯖江市職員も同行してくれた。4月26日夜に出発し、14時間かけて被災地の御船町へトラックと乗用車で届けた。
  • 届けた先は御船町で町長や郵便局長さんとも会い、とても喜ばれ感謝された。ベッドも仕切りも折りたたみ型で、組み立ては道具が何一つ不要で子ども女性でも簡単に5分程度でできる、重さも2kg程度で持ち運びも簡単。雨風にもかなりの強度なので避難所などですぐに活用されたと思う。
  • 現地の被災状況は殆どの家屋が全半壊や屋根の傷みがひどく、自分たちの想像を超えていた。道路も高速は何とか通れたが、一般道路では亀裂や段差が大きく40cm以上の高低差やデコボコもあり盛り土で応急措置がされている状況だった。
  • 被災現地に行き、テレビとは違った生々しい被災の状況を知ると、改めて日ごろからの防災対策の重要性を感じた。また、自社のダンボール製品についても更に工夫した防災製品などを作らなければと思った。

越前市で「みんなの食堂」を開設 野尻さんが語る
子ども、お年寄り、元気な人、みんなが集う食堂

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番組後半「あなたが出番」のコーナーでは、越前市の「野尻冨美」さんを迎え、4月に開設された「みんなの食堂」のお話を伺いました。主なお話は下記の内容でした。

  • 「みんなの食堂」は、4月に立ち上げ、毎月の第二・第四水曜日の夜に越前市平出町の野尻医院の南後方にある「てまり茶屋」で開かれ、当日には看板を出している。参加費は、18歳までの人は無料、それ以上の方は一回300円。
  • 参加する人たちは、子ども、お年寄り、元気な大人など、誰でも自由に参加できるので、全国にあるような可哀想で貧しい子どもたちというイメージの「子ども食堂」とはまったく違う。その夜に一人での食事より色んな人や仲間と楽しい食事をしたいという人たちが集う食堂になっている。メニューはリクエストで決めることもある。
  • 趣旨に賛同の約100人の会費とJAさんや多くの方からの現物差し入れもいただいて運営されている。当日のスタッフも主婦の方やいろんな立場の人が参加してもらっている。越前市の行政からは必要な情報や人のネットワークなどで教えてもらうことも多い。
  • 来た人は、お客さんという感じではなく、いろいろ準備したり、年代を超えた話し合いをしたり、子どもの宿題や書道を教えてあげたり、悩みを聞いたり、互いに楽しみ元気をもらったり与えたりしている雰囲気がある。ここにきて明日もがんばるぞーという気持ちを持ち帰ってもらえたらと思う。
  • これからの目標は、越前市内のあちこちに多くの人が歩いて参加できる距離に「みんなの食堂」の支店のような所がたくさん出来るといいなあと期待している。ぜひ作りたい。また、開く回数も現在の月2回から、週1回くらいに増やせたらとも思っている。
  • お問合わせは野尻さんの携帯電話(090★3769★4370)までお気軽にどうぞ。

 

垣内産業株式会社

 

てまり茶屋の場所

 

ラーメンは食べ飽きない 麺、出汁、具、楽しみ色々

ラーメン食べ較べを楽しむ、山内さんがゲスト 

4月24日放送のラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、ゲストに各地のラーメン食べ歩きを楽しむ福井市の山内美奈さんを迎え、前半は、ラーメン人気や味較べ、楽しみ方、近くのお勧め店などを中心とした話題、後半は最近増えてきた県内のコーヒーチェーン店の特色(コメダ、スタバ、星乃、ビリオン、ニシムラなど)の話題でした。

味のバリエーション多いけど、全国どこでも当たり外れない

山内さんは、ラーメンを語れば話が尽きないと色んなお話をされました。
その主な内容は下記のとおりでした。

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  • ラーメンは気軽に食べられ、味のバリエーションが幅広く、奥深さもあり大好き。週に一回は必ず食べ、多い場合は月に10回くらいのときもある。
  • 近年、福井の産業会館で全国の20店舗くらいが参加する「ラーメンパークin福井」というイベントにも毎回参加し全ての店の味を較べている。ふだんは行けない所の店が来るので嬉しい。友人たちと勝手にランキングつけて上位のラーメンを再び食べる楽しみもある。 
  • 最近はまっているのは魚介系のラーメン、初めて食べたとき少しも生臭いことなくすっきりした味で美味しくて驚いた。他にも、一般的な味噌、醤油、塩など以外にトマト系とか、ポタージュ系など多くの新しい味が増えている。
  • 麺の太さも細麺、中太麺、太麺、或いは縮麺などいろいろ、その太さに合わせたスープの味のバランスがとれていると美味しいと感じる。細麺にはアッサリ系で、太麺はガッツリ系が多いような気がする。
  • 全国どこへ行っても美味しいラーメンがあり、当たりはずれがない。お店や道の駅、サービスエリアなどでお土産用に買っても安心。お値段も手ごろでうれしい。
  • 富山のブラックラーメンなど、ご当地ラーメンと呼ばれるものも多いが、その地元のソウルフードとして馴染んでいるようで、北陸の8番ラーメンは家族連れにも人気で福井でも定着している。
  • 武生の「駅前中華そば」という取り組みも地元の昔ながらの食堂に似合っていて、よく食べに行くが、お客さんの殆どが「中華」と注文している。「若竹食堂」や「吉田食堂」など人気のお店として有名。お店のスタイル.雰囲気などで「中華そば」「ラーメン」と呼び方が変わったりしていて微妙に似合う感じがある。
  • ラーメンという食べ物、ものすごく奥深いものがあり、新しい味も次々と出てくる、まだ食べに行っていないお店も多いのでこれからも楽しみにしている。

 たけふ駅前中華そば - 温盛一杯 中華Men's

 

「マルSABA」 酒井さんが参加呼びかけ

5月29日 鯖江文化の館「交流広場」で60店舗が出店

手作りクラフト、みんなが笑顔になれて楽しい

3月27日放送のラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、ゲストに「マルSABA」実行委員会代表の酒井ゆきこさんを迎えました。

前半は当日オープンした西山公園のレッサーパンダの新しい園舎、福井駅の電車バスの新システム、福井鉄道えちぜん鉄道の相互乗り入れの話など当日のニュースが語られ、後半はゲストの酒井さんからクラフトマルシェ「マルSABA」にかかわるさまざまな話が紹介されました。主な内容は下記のとおりでした。

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  • 「マルSABA」は、鯖江で開く手作りの新しい作品のお店が集まるクラフトマルシェとして企画されているもの。「鯖江のSABA、マルごと、マルシェ」の言葉から名づけたイベントで、昨年10月に第一回を開いた。
  • 最初は、鯖江子育て支援センターで知り合ったママさん3人のグループで「ベビーとママの手作り作品」として、軽くてソフトタッチの「抱っこひも」、お尻ふきとおむつをセットにした「おむつポーチ」などを作り「道の駅西山公園」に出店した。市外のマルシェに参加して好評だったことから、地元でもぜひ開きたいと思った。
  • 昨年は44店舗が参加してくれた。クラフトの他に、子どもの遊び場や遊具、食べ物の店も多かった。家族みんなが楽しめる企画として喜んでもらえた。出店の数など心配や苦労もあったが多くの笑顔があふれて嬉しかった。
  • 今年は5月29日の日曜日に昨年と同じ鯖江文化の館前の交流広場で開く。すでに60店舗が決まり出店の締め切りは終わった。出店料の2000円はチラシなどの運営費にあてられ実行委員スタッフはすべてボランティアだが、楽しみながら活動している。今はチラシ配布など当日の参加を多くの方に呼びかけている。
  • お店はクラフト、食べ物、雑貨など本当に多様で、大阪や石川など県外からの出店も多い。その場でワークショップを行い自分だけの作品作りを楽しめる店も10店くらいある。子どもからお年寄りまで幅広い年代に楽しんでもらえると思う。
  • 今年は新たに、人気の「ゆるきゃら」の集合や、図書館とのコラボ活動活動などお楽しみ企画も準備されている。
  • クラフトマルシェの良さは、自分で考えて作った手作り作品を、気軽に出せて、自分で値段をつけて売り、対面しながら買ってもらう。そして喜んでもらえる点に人気があるのではと思う。全国的にも増えている。自分が作った作品を身につけてもらっている人を見かけると感動する。
  • 5月29日のほかに今年は10月にも企画したいと考えているので、参加希望の方は早くから「マルSABA」のフェイスブックをチェックしてほしい。
  • 将来の夢は、いつか「サンドーム福井」で開きたいこと。きっと実現できると信じてがんばりたい。

「マルSABA」のフェイスブックもご覧ください。内容がよくわかります。

https://www.facebook.com/%E3%83%9E%E3%83%AB-SABA-854420081317119/

 

www.instagram.com

 

全国の温泉めぐり200ヶ所超え、越前市の前田さん

温泉の魅力は、ゆったり、露天、観光、贅沢気分

2月28日放送のラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、全国の温泉めぐり200~300箇所という越前市の前田達夫さんをゲストに迎え、前半は第29回を迎えた第一生命主催の「サラリーマン川柳」で大笑いし、後半は全国の温泉あれこれ、温泉の魅力などで盛り上がりました。

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前田さんの主なお話は下記のとおりでした。

  • きっかけは20年前に見た温泉めぐりのテレビ番組。そのときに紹介された岐阜県大白川温泉に行き、昼にゆったりと景色の良いところで体全体が解放されるという温泉の贅沢な気分に魅了されてしまった。それからというもの全国の温泉200~300箇所を回っている。
  • 温泉入浴では、旅館に着いたとき、食事前、食事後、就寝前、早朝と5回くらい浸かる。JRのフルムーン温泉ポスターで有名になった群馬の「法師温泉」に行った際は、それまではカラスの行水のようだった同行者も、初めて何回も入ったと興奮していたこともある。宿泊しても一回だけではもったいない。
  • 日本中の温泉は1000箇所あまりとも聞くが、県別では北海道、長野、大分かなと感じている。温泉施設が多いのは長野から北関東、東北ではないかと思う。温泉の定義は、湧き出た所で25度で成分が一定程度あれば認められる。冷泉と呼ばれるところは13度くらいの所がある。
  • 温泉の色もいろいろで、一番多いのは無色透明だが、鉄分を含んだ赤茶けた湯、白濁の湯、青色の湯などがある。効能は疲労回復や神経痛というのが一般的だが、皮膚病に効いたり、免疫を高めるという特別の温泉もある。由布院の「庄屋の館」では青色の湯に入れた。
  • 温泉が滝のように落ちている所では滝つぼの中に浸かることもあった。和歌山の川湯温泉は、冬の季節限定で川に登場する広大な大露天風呂「仙人風呂」がすごいスケールだった。
  • 印象深いのは、最寄り駅から60kmもある北海道の「トムラウシ温泉」の国民宿舎で駅まで送迎してもらったこと。山形の「銀山温泉」は木造四階建ての川沿いの情緒ある旅館は何回も訪れたいところ。偶然に訪れた鹿児島指宿近くの「たまて箱温泉」は近くに開聞岳、海、山水画のような山景色が露天風呂から望まれて素晴らしかった。
  • どうしても行ってみたいのは、長野の洞窟温泉「仙仁温泉」で、ここは洞窟が奥行き30メートルくらいある温泉と聞いている。常に満員で予約がとれないので困っている。
  • 最近は有名温泉でも、宿泊なしの日帰りで利用できる所が多くなっているので、誰でも気軽にできる温泉めぐりをお勧めしたい。

 

今年から「山の日」スタート。ゲストは「上杉登山隊」の上杉徹さん

山の魅力、まずは登ってこそ味わえる
満天の星空、高山の花々、ビールも旨い !!

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今年最初のラッキーいとうの「お気楽サンデー」は1月24日に放送され、ゲストに「上杉登山隊」の隊長である上杉徹さんを迎えて、今年からスタートする国民の祝日「山の日」や、上杉隊の登山活動、山の魅力などが語られました。

また、「季節のたより」コーナーでは福井市を中心に行われている風習「1月25日の初天神の日に焼かれいを飾る」という話題が紹介されました。

上杉徹さんの登山などの話では主に下記のようなことが話されました。

  • 今年から国民の祝日として制定された「山の日」は8月11日となった。その法律の中では「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」とされている。
  • 日本の「山の定義」は高さが条件ではなく、市町村が山として認めれば、国土地理院はそのまま掲載するとのこと、最も低い山としては、3メートルとか6メートルの山がある。
  • 「上杉登山隊」は山が好きなメンバー20人くらい、小学生から70代の幅広い人たちのグループで20年前に発足した。2000mクラスの山には夏に登り、近くの山には随時登っている。登山は年代を問わずに楽しむことができる。
  • 富士山にも登ったが、かなり厳しいものだった。仲間の中で高山病にかかる者もいて、何人かは途中から登れなかった。一泊しての登山だったが夜中に満点の星空を眺め、目の前を点滅して走る流れ星はとてもきれいだった。
  • 白山は4.5時間、立山剣岳への縦走コースもある。日本百名山の中では北海道の「利尻山」など19山に登っている。それぞれの山の魅力と味わいがある。
  • 色んな高山植物雷鳥カモシカなどの生物、景色などとの出会い、山の魅力は一言では表せない。これまでの思い出としては、山小屋に泊まって雨の後に出た虹の景色、長野の蝶ケ岳の小屋から下界の町で打ち上げられている花火が小さくてすごく美しかったことなど特別の記憶がある。
  • 新潟と福島県境の「尾瀬」もいいところだと思う。ニツコウキスゲなどの花々と木道のハイキングは人気がある。でも福島原発事故の後は人が少なかった。
  • 丹南の山では、日野山、鬼が嶽、三里山、冠山、ホノケ山などがお勧め。県内では、敦賀の岩籠山、奥越の赤兎山、取立山、三ノ峰、刈込池などがお勧め。
  • ぜひ多くの人が山に登って楽しんでほしい。山小屋で見る星空はとても近くて美しい。雲海に自分の影が映るブロッケン現象もすばらしい。可憐な花々などの高山植物も自分の目で確かめてほしい。そして山で飲むビールの味は格別です。

 

「デフ フットサル」日本代表選手の山森さんがゲスト

耳が聞こえなくても、楽しくプレイ 
4年に一度の「デフ フットサル」ワールドカップにも出場
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12月27日の、ラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、ゲストに鯖江市在住で「デフ フットサル」日本代表選手の山森裕介さんと、友人の中出幸司さんを迎えての放送でした。(写真:左が山森さん、右が中出さん)

耳が不自由という山森さんは、ラッキーいとうの唇の動きやメモを確かめながらフットサル競技のことなどを楽しく語りました。また、番組後半では「2015今年のヒット商品」の話題で大笑いし盛り上がりました。

お二人の主なお話は下記のとおりでした。

  • 「デフ フットサル」の競技は、耳が聞こえない人たちによるサッカーに似た競技で、体育館などの屋内で5人の選手がゴールをめざしてたたかい、交代選手は7人ほど。2~3分ごとに交代しながらゲームをする。守備も攻撃も同時なので相当に疲れる。
  • 試合時間は、前半20分、後半20分で合わせて40分で1試合となる。イエローカードやレッドカードもある。サッカーは途中で試合を止めないが、フットサルの場合は違反があった際などプレーが止まったときは、時間を止めて試合をする。 
  • 日本ではまだ知名度は低いが「デフ サッカー。デフ フットサル」の地域ごとの組織が北海道、東日本、西日本、九州などにあり、「日本ろう者サッカー協会」が組織されている。また視覚や肢体不自由な人たちのサッカー関係者もふくめた組織の連携も始まっている。
  • 二人は小学校のときからサッカーをやっていたが、山森さんは大学のときにフットサルに誘われて始めた。中出さんは今も高校でサッカーの指導をしている。そこには山森さんも呼んで一緒にやっている。また今も地元のサッカーチームに入っているがプレーの中では聴覚の問題は何も感じずスムーズに試合をしている。
  • デフ フットサルの世界大会は、4年に一度のワールドカップやアジア大会などがあり、今年4月に日本代表選手として選出され、10月に初国際大会を経験した。10月のアジア大会では台湾でアラブ首長国連邦などの中東諸国と対戦し、11月のデフワールドカップではタイで地域予選を勝ち上がった世界強国と世界一をかけて争った。
  • 悩みとしては、世界大会や国内での合宿も含めて協会などの財政支援が薄く、ほとんど自己負担というのが厳しい。今後はデフ フットサルを応援するサポーターを募集することになったので、バンド購入でのサポーターに多くの人がなってほしい
  • 世界大会に当たっては、小学校の同級生によるサプライズ激励会があったり、越前市役所の職場の仲間がカンパしてくれたりで嬉しかった。
  • デフ フツトサルをやっていて、日本代表選手として初出場できたり、世界大会で初めてゴールを決めたりしたときは、とても嬉しかった。これからも体を鍛えて練習し、4年後のワールドカップに出られるように頑張りたい。

 

jdfa.jp

 

越前市の女性消防団「式部さくら分団」活躍中!!

南越消防組合は越前市・池田町・南越前町で構成
南越消防組合には3消防署と2分署。消防団は32分団。

11月22日放送のラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、最初に2015流行語大賞の話題で今年を振り返りました。その後、ゲストに迎えた南越消防組合・中消防署の高橋さんと、越前市消防団「式部さくら分団」の片岡分団長、稲葉副分団長から、消防や救急の状況、女性消防団としての活動などをお伺いしました。

火災時には、ポンプ車と水槽車がセット、3消防署から5台が出動
救急車には救命士、ハシゴ車は30m、クレーン付救急工作車など装備

中消防署の高橋さんからは主に次のようなことが語られました。

  • 南越消防組合は、越前市、池田町、南越前町で構成されており、中署、東署、南署の3消防署と、河野、池田に分署がある。越前市関係では日野川の西側の地域を中署、東側の地域を東署が担当している。南越前町は南署と河野分署、池田町は東署と池田分署の担当となる。管轄は区分されているが消防組合全体で対応している。
  • 地域の消防団は、越前市が18分団、南越前町が10分団、池田町が4分団ある。各町内会や集落には自警消防隊も作られていて、地域住民の皆さんの協力のもとに消防の活動が行われている。
  • 消防の装備としては、ポンプ車、水槽車、ハシゴ車、レスキュー.救急工作車、救急車、後方支援をするバス型大型車、一般車両などがあり、それぞれの現場や活動にあわせて出動している。ハシゴ車は30mで市内で最も高い建物への対応をしている。
  • 火災の場合、第一は人命優先とし、水利の確保、効果的な消火体制などで被災拡大を防ぐ体制になっている。
  • 救急車は3名体制で常に救急救命士が配置されている。救急車を呼ぶ場合は、正確な場所、どのような事故か、事故の内容、怪我などの状況を知らせてほしい。火災の場合も同じであり、消防署の地図システムで確認して速やかな対応ができる。
  • 今年の火災は現在時点で21件、焚き火の拡大が火事につながっているケースが多い。亡くなっている方はいない。これから冬の季節に入るが、暖房器具や調理器具などの取り扱いに特に注意してほしい。  

越前市の女性消防団「式部さくら分団」10月に発足
団員30名 救命講習・火災予防・菊花マラソンでの啓発など大活躍

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番組後半では、越前市消防団「式部さくら分団」の片岡分団長と稲葉副分団長から主に次のようなことが語られました。(左が片岡さん、右が稲葉さん)

  • 「式部さくら分団」は、今年6月から打ち合わせや募集などの準備が始まり、10月1日に発足した女性だけの消防団。団員は30名で越前市内に住んでいる人と越前市内に勤めている人で組織されている。年代は20代から60代まで、職業もいろいろ幅広い。
  • 名称は、越前市になじみ深い紫式部の「式部」と越前市の市花である「さくら」から名づけられたもの。社会的な女性参画の時代と関係法律なども考慮され、女性の特性をいかし、決め細やかな活動を求められての発足となった。
  • これまでも地域消防や町内の女性自警隊で活動してきたことから、その必要性を感じていたこともあり、誘われる中で参加し役員も引き受けた。団員もすばらしい人たちばかりなので活動しやすくありがたい。
  • 消防団の制服を身に着けると気持ちも引き締まる。多くの活動では別の活動服を着るが、こちらは現場の活動という感じで周辺の人にも消防としてわかりやすく認められて活動しやすい。
  • これまでに10月1日の発足式を初めとして、普通救命講習会、幹部会、救急講習会、菊花マラソンに参加しての火災予防啓発、量販店での啓発などの活動を続けている。
  • 広報、防災、小中学生への啓蒙啓発、応急手当、災害時の後方支援など女性消防団としての活動の幅は予想以上に幅広いが頑張っていきたい。
  • 今後も団員が自由に意見を出し合って話し合いながら、市民の皆さんに親しまれる活動をとおして地域に貢献したい。

南越消防組合のホームページもご覧ください。 

南越消防組合: top