端午の節句や、面白い日本語など話題
ゲストの久野さん、郷土料理さまざま、その歴史の味伝承に活躍
4月25日の放送は、話し相手に大学を卒業したばかりの新社会人の越前市の奥田さん、ゲストに郷土料理の伝承活動を続けておられる 久野朝子さんを迎えて放送されました。
前半はラッキーいとうが、季節の便りとして端午の節句の話を出し、節句は1月、3月、5月、7月、9月の5回あること。菖蒲湯や鯉のぼり、柏餅などの話題で盛り上がり、他には最近のおかしな日本語や来年にも導入と噂のある大型連休分散案の話が語られました。
ゲストによる「あなたが出番」のコーナーでは、丹南の郷土料理の伝承活動を続けておられる越前市の久野朝子さんをお迎えしました。
古くから伝わる郷土料理の数々を紹介し、子どもたちに伝える活動などを通じて歴史の味と食育、お米と健康の話などをされました。
主な内容は下記の通りでした。
- 主な郷土料理は「赤ずいきのすこ」「柿なます」「ぜんまいの白和え」「むかごの胡麻和え」「古たくあん煮」「ぼたもち」「お赤飯」などがある。
- 「柿なます」は干した吊るし柿と大根を合わせたもので柿の甘さをいかしている。
- 「古たくあん煮」は1年漬けたものより2年漬けの方がおいしい、昔は贅沢煮とも言われたもの。
- 殆どの食材が近くの野山や畑で採れるもので地産地消の味が生かされている。
- 今は山菜シーズンなので、自分も採りに行くのが楽しい。
- 雪解けの頃の「蕗の薹」から始まり「こごみ」「ぜんまい」「わらび」「葉わさび」「コシアブラ」「たらの芽」「よもぎ」「うど」などいっぱいある。
- 旬の味はこれらの天ぷらがお勧め。
- 一度に食べなくても乾燥や冷凍など食材にあった保存でいつでも食べられる。
- 子どもの時に食べた味は身体が覚えていくものだから、保育園や学校、若いお母さん達も年に数回は作ってほしい。
- 食べさせないで食べず嫌いにならないようにしてほしい。
- 今も保育園や学校、公民館で、紙芝居や料理の実践活動をしているが、できるだけ多くの人に関心をもってほしい。
なお、久野さんたちのグループへの連絡は、久野さんの自宅までということでした。