当日は「日本で初めて演説会が開かれた日」
ゲスト 地酒「舞美人」の美川酒造場、代表.杜氏の美川欣哉さん
6月27日の放送は、参議院選挙の最中。当日が日本で初めて演説会が開かれた記念の日ということで、演説と選挙に関する話をラッキ―いとうが紹介。
この中で候補者が街頭演説や個人演説会をするには選挙管理委員会からの「選挙カー」「拡声器」「街頭演説」「個人演説会」などの「許可証」が必要となっている事や、今回、越前市では市議会議員選挙との同日投票となっていると話した。また、五月に七年の旅を終えて帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の偉業なども紹介。
ゲストによる「あなたが出番」のコーナーは、福井市の美川酒造場代表・美川欣哉さんをお迎えした。
酒造りや最近の酒事情などを楽しく分かりやすく語りました。
主な内容は下記の通りでした。
- 美川酒造の創業は明治20年で今年123年の歴史を迎え、福井市小稲津町にある。
- 新潟の杜氏から習って今は自らも杜氏として自分の蔵でブランド名「舞美人」を造っている。
- 「舞美人」は、江戸時代に松平家の殿様が現地を訪れた際に村一番の美人が「舞」を舞い、その場所が現在の酒蔵がある場所だったので名付けられた。
- 五百万石という酒米を使用している、その米粒を何割削って使うかで「吟醸」とか「大吟醸」とかに分けられている。
- 酒造りの過程は、玄米から精米、洗米後に水につけ、それを蒸し、麹をつくって繁殖させ、酒母を加え、蒸米、麹、水で仕込んでいき「もろみ」をつくる。その「もろみ」を袋詰めして圧搾して搾りだすと酒ができる。加熱殺菌させながら熟成させ、最後に調合、ろ過、割り水で調整し、もう一度火入れして瓶に詰める。最速で一ヶ月半くらいかかる。
- 蔵元ごとに独特のクセもあり、水、秘伝の調合なども含めて、そのブランドの味が出る。
- 重い作業や汗をかく苦しい作業も多いが、二月ごろにできる新酒の最初の味を知る時は最高の気持ちになる。
- 「甘口」「辛口」とも区分される作り方があるが、舞美人は「旨口」と言いたい(笑)
- 古酒は三年以上の熟成を言うが、最近だした10年の古酒は絶妙の味ですぐに売り切れた。
- 全体の日本酒の需要は減り気味で残念だが、これからはオンザロックもおいしい季節なので、楽しく健康的なお酒の飲み方をしてほしい。
- 結婚式などで使われる「父の花道」という名前の酒も人気が出ている。