ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は9月26日です。(12:00~13:00)です。

「若狭ふぐ」と「イランへの経済制裁と日本の石油事情」など話題

「コウノトリ見守り隊」の夏梅さん 今年には新たな命の誕生を期待
コウノトリが自然に生きられる環境を未来の子どもたちに伝えたい

1月22日放送の「お気楽サンデー」は、前半の季節の話題では冬の味覚「若狭ふぐ」を先週に食べてきたラッキーいとうが感想などを話し、「気になるニュース」では最近のイランへの経済制裁と日本の石油事情の話題でした。

「あなたが出番」のコーナーは、ゲストに越前市白山地区で「コウノトリの見守り隊」の活動などをされている「水辺と生きものを守る農家と市民の会」の夏梅敏明副会長を迎えた。

f:id:okiraku_sunday:20140408192719j:plain

昨年11月に豊岡市から越前市白山地区にきたコウノトリの現況や見守り隊の活動などが紹介されました。おもな内容は下記の通りでした。

  • コウノトリとの初めての出会いは、40年前に白山地区に飛んできたコウノトリだった。
  • その時も地元の人たちはドジョウなどの餌を集めてあげたりしたが、くちばしが折れていたので餌を十分に食べられず衰弱して可哀相だった思い出がある。
  • コウノトリは空を飛ぶと二メートル位になる大きさで、実際の姿をみるとすごい鳥だと実感する。
  • 豊岡市で飼われているコウノトリは直ぐ近くで見られるが、放鳥されて大空を飛んでいる姿もみて感動した。
  • 越前市では今は飼育されているゲージから150メートルくらいの距離からしか見ることができない。
  • 越前市に来たつがいのコウノトリは今は飛べないようにされているが、これまでに何回も卵を産み孵化にも成功している夫婦なので、越前市で生まれる幼鳥が白山の空を舞う姿を楽しみにしている。

f:id:okiraku_sunday:20140408193029j:plain

  • コウノトリは一日に500グラムの餌をたべるので、今は中国から輸入しているドジョウや海の小アジの冷凍したものを少し蒸したような感じで与えていると聞いている。
  • カエルやザリガニもコウノトリは食べるらしい。中国からの生きているドジョウだと近くの田んぼや川に逃げだした場合、これまでの生態系を壊す恐れもあるようだ。
  • コウノトリを迎えるにあたり、飼育ゲージの中に直径1メートル40センチくらいの巣台を自分たちが作った。形はパラボラアンテナのような円錐型で木の枝なども少し置いてある。
  • 実際に卵を産む際はコウノトリ自身がふさわしい巣になるように木の枝などを集めて完成させる。

     

  • 見守り隊は地元の人たち30人くらいが交代で一日に数回、ゲージの周辺などを見回りしており、不審な行動や近づきすぎてコウノトリを刺激するような人達がないようにしている。
  • これまでにはゲージを囲むようにしてある「よしずの塀」を揺すったり、車のライトを点滅させたりする非常識な人もいて、あまりの無謀ぶりに腹立ちを覚えたこともある。見学に来る人はきちんとマナーを守ってほしい。
  • 近くの「いこい館」では24時間の監視モニターが設置されているので、直ちに係員が駆けつけることになっている。見学の際は「いこい館」で事前に情報を知ってもらうと良いと思う。
  • 現在、1月25日まで二羽の愛称を募集している。たくさんの応募があり、親しまれる名前が決まると嬉しい。
  • 地元では、コウノトリ自体も主役ではあるが、それ以上に未来の子どもたちに引き継がれる豊かな自然環境や無農薬の米や野菜作りなども含めての活動こそ大事だと思っている。そのための息の長い活動をみんなで盛り上げたいと話合っている。その方向で多くの活動を続けていきたい。

「コウノトリ見守り隊」・「コウノトリの語り部」 ボランティア募集のお知らせ - 越前市

水辺と生き物を守る農家と市民の会のブログ