手ぬぐいで和の文化伝えたい 「瑞乃和」の山本さん
前半は、今年のヒット商品と今年の流行語が話題
11月23日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」はゲストに鯖江市にある暮らしと手ぬぐいのお店「瑞乃和」を開いている山本瑞恵さんを迎え、前半は今年のヒット商品と流行語大賞候補作50の言葉などが語られました。
ヒット商品は、第一位の「アナと雪の女王」「妖怪ウォッチ」「ジェルボール洗剤」「特茶」「クロワッサンドーナツ」など30位までの商品が紹介されました。
今年の流行語では「デング熱」「ダメよ~ダメダメ」「ありのままで」「危険ドラッグ」「号泣会見」「集団的自衛権」「カープ女子」「塩対応」「エボラ出血熱」など50の言葉で一年をふりかえりました。
手ぬぐい一本で色んな使い方ができる
色もカラフル、柄も多様。若い人に「手ぬぐい文化の深さ」伝えたい
ゲストの山本瑞恵さんは、暮らしと手ぬぐいに関する色んな視点やお話で、手ぬぐい文化の深さを語られました。主な内容は下記のとおりでした。
- 手ぬぐいに興味を持ったのは明治生まれの祖母の影響から。
- 頭にかぶったり手を拭いたり、台所での色んな使い方、草履の鼻緒など一本の手ぬぐいの使い方が不思議に変わるところを教えてもらって、小さいころから気になる存在だった。
- 素材はさらし木綿なので、風通し、すぐ乾く、肌にやさしい、赤ちゃんのおむつにも使われてきたし包帯にも使われてきた歴史がある。
- お店を開いたのは、直接に見てもらい、肌に触れてもらって手ぬぐいの良さや使い方を広めたいと思ったから。今年で四年目になる。
- 最近では色もカラフルで模様柄も様々、染と柄の変化で使い方も多様になっている。季節に合わせた模様もあり、今からはクリスマスやお正月関連もでてくる。
- 部屋の中のタペストリーにも使われ暮らしに季節感を出す楽しみ方もある。子どものズボン、袋物、刺し子をしての利用もある。単なる手ぬぐいというより、生活の中の色んな場面の日常品として身近にあるものとして使われている。
- 手ぬぐいには「江戸手ぬぐい」と「京手ぬぐい」に分類される点もあり、お店では主に江戸手ぬぐいを紹介している。江戸は粋、京は柔らかという違いもある。
- 子供たちの伝承遊びの一つとして「手ぬぐい遊び」を市内の各所で行っている。手ぬぐい一本で「結ぶ、ほどく、しごく、絞る、引っ張る」など木綿の肌触りを感じながら楽しんでもらえる。
- これからは、若い人たちに、昔の人たちの知恵や物を大切にする心、エコの環境などについて伝えたいと思い、各地でワークショップも開いている。
暮らしと手ぬぐい「瑞乃和」山本さんのブログもご覧ください。