アンデス音楽演奏「チャスキ」の皆さんがゲスト
スタジオで生演奏 「花祭り」「コンドルは飛んで行く」
県内で30年近い活動 コンサート、カフェ、文化祭など
4月23日放送のラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、ゲストにアンデス音楽演奏グループ「チャスキ」の皆さんを迎えて、アンデス音楽の魅力や30年近くの活動、アンデスの料理などが紹介されての放送でした。
番組後半は「地ビールの日」にちなみ、県内の主な地ビール4種類が紹介されました。
(写真:左から高木さん、横井さん、西東さん)
番組の中ではアンデス音楽の代表曲でもある「花祭り」「コンドルは飛んで行く」の二曲が生演奏され、スタジオはミニコンサート会場のようでした。
なお、「コンドルは飛んで行く」では、日本語訳の歌詞をラッキーいとうが朗読するというサプライズもあり、演奏と朗読の珍しいコラボでした。
ゲスト3名の皆さんからは、主に下記のようなお話がありました。
- 「コンドルは飛んで行く」の曲を聴き、すごく惹かれて仲間を募り、約30年前に「ポコアポコ」を結成し、その後「チャスキ」も結成して活動が始まった。
- 「チャスキ」は、スペイン語で情報を知らせる「飛脚」を指すもので、私たちは多くの人にアンデスの音楽や魅力、色んな情報を知らせ広めたいと思って命名した。
- 演奏場所は、コンサートはもちろん、カフェ、文化祭、お祭りなど、変わったところではお寺の催しに招かれ寺の本堂で演奏したこともある。県内各地へ出かけている。
- アンデス音楽は南米のアンデス山脈一帯の民族音楽を発祥としており、国としては、中心のペルー、チリをはじめ、コロンビア、エクアドル、ボリビア、アルゼンチンも含まれると聞いている。昔のインカ帝国の範囲と重なっているようだ。
- 楽器は、笛の「サンポーニャ」「ケーナ」「パンフルート」、ウクレレに似た「チャランゴ」、太鼓の「ボンポ」など主なもので7種類ほどあり、自然の中での風の音や人々の息吹を感じさせるような音色が特徴で爽やかで穏やかな演奏となっている。
- よく知られている代表曲には「花祭り」「コンドルは飛んで行く」などがある。その歌詞の中にはインカ帝国の時代からスペインによる征服の歴史の中での先住民族の想いや抵抗の意思が込められている言葉もあり、フォルクローレという民族音楽としても知られている。
- 民族衣装は「ポンチョ」「ベスト」「帽子」「手袋」「カーディガン」など、アンデスの寒い高地にふさわしいものが多く、アルパカの毛で織られているものも多い。
- 料理では、原産といわれているジャガイモ、トマト、トウモロコシ、それに肉などが使われ、ジャガイモではアンデスレッドと呼ばれる赤いジャガイモもある。
- 県内でアンデスの民族衣装や楽器を扱う店として、代表の高木さんが本職とは別に福井から大野市へ入る少し手前に店舗「商い処.マチュピチュ」を開設した。多くの人にアンデスの魅力に触れてほしいと思っている。
- 今後はさらにメンバーを増やして、演奏の質も高めながら各地での活動を充実させたい。より多くの人に参加を呼びかけたい。
演奏グループ「チャスキ」、アンデス音楽、民族楽器や衣装、生活品などへのお問い合わせは代表の高木さんまで、ということです。携帯電話:090-6813-9816