ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は9月26日です。(12:00~13:00)です。

紙芝居「越前らくひょうしぎの会」土井さんキラキラ!!

紙芝居は「脚本」と「舞台」の世界で表現
日本の文化、世界でも「カミシバイ」として人気

1月22日放送のラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、ゲストに「越前らくひょうしぎの会」の土井晶子さんを迎えて放送されました。番組前半は翌日の1月23日が「電子メールの日」ということで、メールの話題あれこれでした。

4年後の2021年、越前市で「全国紙芝居まつり」開催が決定!!
菊人形や図書館、介護施設でも公演。演じる楽しさと厳しさを実感

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番組後半では、土井さんと仲間の皆さんの活動や紙芝居の色んな話が紹介され、4年後に「全国紙芝居まつり」を越前市で開催決定したなどと語る土井さんがキラキラ輝いている姿が印象的でした。主なお話は下記のような内容でした。

  • 「越前らくひょうしぎの会」は、かこさとし絵本館の建物である「らく」と紙芝居の「拍子木」を合わせた名称で2016年2月に発足。メンバーは33人になっている。
  • きっかけは、紙芝居の世界で著名な長野ヒデ子先生と知り合い、「かこさとしさんと いわさきちひろさんを生んだ越前市こそ紙芝居の町にふさわしい。ぜひ紙芝居まつりを」と呼びかけられ、北海道の全国紙芝居まつりを観に行ったことから始まった。
  • 紙芝居を演じる開閉ドアが付いている道具は「舞台」、台本は「脚本」と呼ばれ、演じる人は「演じ手・演者」であり、絵本の読み聞かせとは違って「芝居」として成り立つもの。演者も登場人物になりきって何役も演じる力量が求められる。
  • 脚本の表は「絵」だが、その裏には「せりふ」と演じ方についての「ト書き」も示されており、右に引く絵の引き方の速度や会話の強弱など色んな演出が示されている。
  • 絵本用の絵と紙芝居の絵とは、初めから描き方が違う。物語も古典的なものから現代のものまで幅広くなっている。
  • 一つの物語は絵が4の倍数となっていて、4枚、8枚、12枚という物語で、上演時間は5分程度から15分くらいまであるが、同じ物語でも演者によって全く変わり、専門の先生がやると惹きこまれてしまう迫力がある。自分たちはまだまだ勉強中なので奥の深さと厳しさを実感している。
  • これまでに越前市の図書館や絵本館、菊人形、食の感謝祭、介護施設などで勉強したり上演したりしてきたが、年代の違う観客を前に立体的な雰囲気を感じながらやるのはお客の反応が近く、楽しくもあり、こわい面もある。いつも緊張している。
  • 昨年は越前市で初めての「紙芝居まつり」を開き、図書館、絵本館、金剛院などで上演した。越前市は紙芝居をやれる場所が多種多様で好評だった。それで4年後の2021年に「全国紙芝居まつり」の越前市開催が決定した。約500人くらいが参加するイベントで全国的な紙芝居ファンや作家、演者などが来る賑やかで楽しいイベントになる。
  • 自分たちの活動は重いものでなく、深いけれど楽しいし、子どもからお年寄りまで、男女も問わず、誰でも参加できるので幾つになっても続けられると思う。
  • 毎月第三土曜日に越前市中央図書館、かこさとし絵本館などで勉強しているので気軽に参加してほしい。

かこさとし ふるさと絵本館「石石」(らく)

絵本館情報 | かこさとし 公式webサイト