ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は9月26日です。(12:00~13:00)です。

メダカを育てて福祉のまちづくり!? 越前市社会福祉協議会はユニークなプロジェクトが続々。

助け合い活動「フードドライブ」、児童館での学童保育で「おむすびプロジェクト」や「メダカの里親プロジェクト」

8月22日放送の「お気楽サンデー」は、丹南市民自治研センターのMaeda前田さんがパーソナリティを務め、越前市社会福祉協議会の久保さんと上坂さんをゲストに迎えて放送されました。

ゲストのお二人からは、フードドライブや児童館での「命の教育」(メダカの里親)のことなど、越前市社会福祉協議会によるユニークな取り組みについてお聞きしました。

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越前市社会福祉協議会 上坂さん(左)、久保さん(右)

社会福祉協議会とは

社会福祉法に定められ設置されている団体で、地域福祉推進の中核的な役割を担う、公共性と自主性の両方の性質を持つ民間組織で、役所と地域をつなぐ役割を果たしている。

「ふ」だんの「く」らしを「し」あわせに、この三つの言葉の頭文字をつなげると「ふくし」になる。福祉は、みんなが幸せになれるように取り組む活動や仕組みをいう。

社会福祉協議会は、地域の人びとが住み慣れたまちで安心して暮らすことのできる「福祉のまちづくり」の実現をめざし、いろいろな施策や福祉サービス、ボランティア活動、助けあい活動などを行っている。

 赤い羽根共同募金事業も行っている。越前市で募金されたお金は、すべて越前市内の福祉活動に使われている。ボランティア団体20団体くらいが福祉活動に使っている。社協も福祉教育に共同募金を使っている。

フードドライブ

手軽に取り組める活動として、昨年からフードドライブに取り組んでいる。

JR武生駅前のアルプラザ4Fに越前市社会福祉協議会の事務所があり、フードドライブの受付を行っている。今立の社会福祉協議会の事務所でも受け付けている。賞味期限が2か月以上あり、保存が効くものを募集している。

学童保育で「おむすびプロジェクト」「メダカの里親プロジェクト」 

「福祉のまちづくり」を実現するためのさまざまな事業活動のうちのひとつとして、福祉教育の推進を行っている。「思いやりをもち、助け合う心を育み、豊かに成長すること」を目的とし、幼少期から、感じて、学んだことを通して周りの大人や家庭や地域社会への福祉意識の啓発につなげていくことが目標。

 社会福祉協議会では、児童館で学童保育なども行っている。留守家庭の児童を放課後に預かっており、異学年集団で、大きい子が小さい子の面倒を見たりする良さがある。

子どもの見守り強化事業の一環として「おむすびプロジェクト」を行っている。各児童館でおむすびを配り、家庭で食事の摂れていない子どもや虐待を受けている子どもがいないかを見つける。支援してくれる団体と子どもたちをつなぐという意味も込めて「おむすびプロジェクト」と名付けられた。先日は、越前市の北新庄小学校の子どもたちが栽培したいちほまれのお米を寄付していただき、おむすびをつくった。

 「メダカの里親プロジェクト」は、命の大切さや思いやりの心、相手を理解しようとする豊かな福祉の心を育む福祉教育の一環として、市内15の児童館で、今年の夏休み期間にメダカの飼育を始めた。えさやりや水の取り換えなどのメダカの飼育を通して、楽しみながら、福祉の心を育んでいる。

 絶滅危惧種の黒メダカの種の保存と、メダカを活用した環境教育を実践している武生めだか連絡会と共催で行っている。メダカを飼育するにあたり福井高専の学生チーム「越前めだかに見つめられ隊」の学生さんにメダカの飼育の仕方を教えていただく出張メダカ教室も行っている。

 「メダカの里親プロジェクト」でメダカの飼育を通して得られた学びから、一人ひとりができることを主体的に考え行動する力となり、大人、お兄さん、お姉さん、友達とのゆるやかなつながりは子どもたちの新たな居場所となっている。

メダカの里親を大募集!

 児童館で飼育をしているメダカと同じ野生の黒メダカの里親を募集する。10月2日(土)、場所は越前市文化センター、時間は13:30~15:00。事前申込制になっているので、里親を希望される方は、0778-42-0300(越前市社会福祉協議会)に電話してください。