ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は12月23日です。(12:00~13:00)です。

越前和紙で「世界の生き物展」 公会堂記念館で開催中

紙幣用に開発された「局紙」でペーパークラフト
恐竜、キリン、コウノトリなど300点を展示

7月22日の ラッキーいとうの「お気楽サンデー」は、ゲストに越前市公会堂記念館で開催中の、越前和紙ペーパークラフトでつくる「世界の生き物展」の作品を制作されたモデラー(造形家)の内藤秀信さんと、学芸員の林亜希子さんをお迎えしての放送でした。

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お二人には、主に下記のようなお話をしていただきました。

入場券の「A4判・特大型紙」は、たけふ菊人形マスコット「きくりん」になる
会場内では、観る・撮る・製作が楽しめる

学芸員の林さんは今回の展示について、

  • 越前和紙の中でも明治初めに大蔵省印刷局が紙幣や証券に使用するために開発した「局紙」という紙でのペーパークラフト作品が展示されている。この局紙は今立の和紙職人の方々が大蔵省に招かれて作ったもので、今もその技術が地元に継承されている。越前和紙の新しい世界が広がる、そんな思いも含めての企画展になっている。
  • 入場者は、保育園の幼児たち、親子づれ、さらに高年大学の人たちまで幅広い年代の人たちで、誰もが楽しめる展示になっており、期間は9月2日までなので夏休み企画として多くの人の来場を期待したい。
  • 具体的な展示では、大恐竜の森、サバンナの森、南極、越前市の里地里山コウノトリなど9種類のコーナーに約300点が展示されている。またお勧めの撮影スポットでは作品をバックとした記念撮影、さらに入場券として使われているたけふ菊人形マスコットキャラクターの「きくりん」を組み立てる教室もあり、観る、撮る、作るなど色んな楽しみが出来る。
  • 入場料は200円だが、高校生以下は無料、障害のある方と介助者、さらに越前市の情報アプリ「えっつぶ」をインストールしたスマホ提示で無料となる。さらに8月からは「越前和紙を使ってのものづくり」教室もある。
  • 詳細は、公会堂記念館のホームページをぜひご覧ください。

武生公会堂記念館夏休み企画展

「越前和紙ペーパークラフトでつくる 世界の生き物展」 - 越前市

3メートルのキリンなど、パーツは約100にもなる
越前和紙の局紙は、動物の質量感の表現にぴったりで使いやすい
県外からのオファー多く、作品製作の教室も開いている 

作品を製作されたモデラーの内藤秀信さんは越前和紙でのペーパクラフトなどについて

  • 関心をもったのは小さい頃の雑誌の付録。戦艦などの組み立てがあり、その小さい物からもっと大きい作品を作りたいと思ったのが始まりだった。今回の展示では3メートのキリンや大きい恐竜、象、ツキノワグマなどの作品を作っている。
  • 越前和紙をカンボス加工すると、動物の肌のしわしわ模様や丸みなどの質量感が表現しやすくなり、高級感もでて素人が作ってもよい作品になる。局紙は水分の吸収性もよく、紙の復元力も自然な感じになり、ペーパークラフトの素材としてはとても使いやすい。
  • 具体的な製作は、最初に敦賀在住の「時里 嶺」さんが設計し、それをメールで正確に示してもらってから、コピー拡大などで倍率を計算し、それぞれの作品の大きさに合わせたパーツを作る。大きいものだと100くらいのパーツに分け、それを組み立てていく作業になる。この作業では数学的な計算力も必要とされる。
  • 作品は10センチ程度から3メートルまでだが、大きいと実際に組み立てる場所の確保が難しい。手が届かない部分などもあり苦労することも多い。何日もかけて作る場合もある。作品は全て紙で作っていて支えや強度が必要な場合は紙管を作って対応する。
  • これまでに作った作品には、動物のほかにウルトラマンやバルタン星人、潜水艦、実物大の人間像、戦艦大和ヤマト、ガンダムなどもあり、展示会は横浜、大阪、富山などで開催されたり県外からオファーも多い。福井では教室も幾つかの場所で開いている。
  • 今後の目標としては、実際に乗れるプラスチック製の潜水艦を作ってみたい。