ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は9月26日です。(12:00~13:00)です。

鯖江駅2階「えきライブラリー tetote(テトテ)」を紹介

2月22日は、ニャンニャンニャンで「猫の日
3月開業の北陸新幹線の話題も、鯖江.武生は東京行では時短なし

2月22日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに鯖江市のNPO法人「小小さな種・ここる」の宮川さんと清水さんを迎えました。

前半は「猫の日」にちなみ色んな猫のさまざまな形態に話が盛り上がりました。また、3月14日に金沢~東京間で開業する北陸新幹線の話題では、福井までの開業は7年後、北陸新幹線東海道新幹線との利用比較では鯖江や武生は北陸新幹線利用の方が時間も長く、運賃も高い結果に残念の声。それでも長野までは2時間以上も短縮されること、最高級「グランクラス」席は一度は乗ってみたいなど楽しい会話が続きました。

鯖江駅2階「えきライブラリー tetote(テトテ)」「cafe&sweetsここる」が人気!!
運営はNPO法人「小さな種・ここる」のみなさん

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 番組後半はゲストのNPO法人「小さな種・ここる」の宮川さんと清水さんにJR鯖江駅2階に今年1月にオープンした「えきライブラリーtetote」についてお話を伺いました。

また、電話インタビューとして「cafe&sweetsここる」の清水マネージャにも出演いただきました。お話の主な内容は次の通りでした。

  • 1月9日に鯖江駅2階にオープンした施設の名称は「えきライブラリーtetote」
  • 「cafe&sweetsここる」「Live space Comfort」という2つの複合形態で運営されている。
  • 鯖江地域活性化コンテストで学生が提案した案が鯖江市民協働パイロット事業として指定され事業化された。
  • 「えきライブラリーtetote」は、鯖江市文化の館から約800冊の本が設置され、誰でもが自由に読めて貸出し、返却もできる。季節ごとに本は入れ替えられる。周知も広がり利用者が増えている。カフェを利用しなくてもOK。
  • 「cafe&sweetsここる」は、NPO法人ちいさな種・ここるが10周年記念の事業として運営に参加した。スタッフは5人くらいで運営している。
  • カフェのメニューは、おろしそば、越のルビー入りのカレー、シュークリーム、プリン、シフォンケーキをはじめ数多くそろえている。8時からのモーニングサービスは近くの人たちや駅利用の方々に喜ばれて好評。
  • 「Live space Comfort」の営業時間は、午後7時15分から11時。
  • ライブスタジオとして音楽、芝居、郷土芸能、映画会、講演会、ワークショップなど多彩なイベントができる。約50人程度が利用でき3月には音楽ライブが開催される。
  • カフェとライブスペース、2つの複合型施設なので、朝、昼、夜と多様な人たちが集える場所になっている。全体の名称としては「えきライブラリーtetote」であり、この名称は地域の多くの人が「手と手」を取り合って助け合ったり、にぎやかな街をつくろうとの想いが込められて名づけられた。
  • 実際に来ていただけると、コーヒー漂うお洒落なスペース、ディスプレイも素敵な本の展示、広い窓から見える日野山や往来するさまざまな列車、坂道のある駅前の街並みなど「鯖江の新しい風景」を楽しんでいただけると思う。ぜひ、多くのみなさんに来てほしい。 

えきライブラリーtetote

コミュニティカフェ・ここる

福井県鯖江市>えきライブラリーte to te プレオープン!!

地域おこし協力隊の2人 越前市で街おこし活躍中 !!

群馬の牛久保さん、岩手の小野寺さん、
越前市の歴史と風情で市街地活性化めざしたい

 1月25日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに地域おこし協力隊として越前市で活躍中の牛久保星子さんと小野寺康浩さんを迎えて進行しました。前半は「大寒」にまつわる寒さや雪の話、最近人気の「ふるさと納税」の話題でした。

牛久保さんは群馬県の出身、小野寺さんは岩手県の出身でしたが、二人とも昨年12月とお正月の福井県内の積雪量、道路の融雪装置は初めての体験と話されました。

ふるさと納税」の話題では、越前市鯖江市の状況と寄付者への特産品プレゼントの話もあり、全国の人気自治体のように越前市でも寄付者に美味しい食べ物が出るといいね、などと盛り上がりました。

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番組後半の「地域おこし協力隊」の活動などでは、主に下記のようなことが二人から紹介されました。

  • 「来ねえ~の~100人プロジェクト」「寺社おこし」などを企画
  • 地域おこし協力隊は全国の地方や過疎地域の振興をはかる目的で、総務省が若者を派遣して元気にするプロジェクトであり、各自治体が公募している。任期は最長で3年間。二人とも昨年10月に越前市に来た。
  • 地域おこし協力隊の仕事を選んだのは、大学で地域政策学部に学び東京で仕事していたが、地方でのお手伝いで何か還元できないかと思った。友達が協力隊の隊員だったので仕事内容も理解できてやりたいと思った。
  • 越前市を選んだのは、中心市街地を活性化するといテーマに惹かれたことと、昨年に二回、越前市を訪れた際に街中の趣ある風情がとても気に入った。
  • 東京での説明会で会った越前市の若手職員の人柄が好印象だった。そして友達からもらった福井のお酒がすごく美味しかったなど、なにかご縁を感じた。
  • 越前市へ来て感じたことは、寺社仏閣の多さと古い建築物がよく残っていることだった。市中心部の湧き水である「お清水」の水のおいしさを特に感じた。体に馴染む気がしている。
  • 具体的な活動としては、建築後80年の古民家のイノベーションをはかり、自分の住居として使いながら「来ねえのー100人プロジェクト」を始めた。これまでに市内外の80人に来てもらっているが、ぜひ県外の人だけで100人を招き宿泊もしてもらって越前市や福井の良さを紹介したい。
  • 越前市には趣のある古民家や一軒家が多い、街の中も歩いてみると面白いので多くの人に気にいってもらえると思う。住んでいる古民家には誰でも来てほしい、近くの人も声かけてくれたり、知り合いになった友達に改修を手伝ってもらったりしている。
  • 寺社起こしに取り組みたいと考え、いろいろな寺の住職さんを訪ねて面白い生の声を聞いている。武生の街の特殊性を生かすには寺社と暮らしの視点は外せない気がしている。女性としての「写経」イベントも面白いと思うのでやってみたい。
  • 越前市に居る間に、自分で稼げる「起業」にも挑戦してみたい。友達をたくさん作りたい。越前市中心市街地活性化に少しでも役立ちたい。

 

越前市地域おこし協力隊 - 福井県 越前市 - 地域団体 | Facebook

地域おこし協力隊 活動開始 - 越前市

地域を変えていく新しい力 地域おこし協力隊

 

ふるさと納税(越前市)

ふるさと納税(鯖江市)

越前市の新人職員3名、役所の現場、意外に楽しい

前半は、今年の漢字「税」と「雪の言葉」

12月28日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに越前市役所に今年4月に採用された新人職員3名を迎えて、前半は今年の漢字「税」にまつわる話とこれからの雪の季節にちなんだ「雪の言葉」が話題でした。
後半は、最近の越前市役所の職員採用試験のユニークさ、採用されてからの市役所のイメージと仕事内容などが語られました。 

市役所のイメージ違った、現場多くて柔らかい
市民の方に喜ばれて嬉しいことが多い

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番組後半の「あなたが出番」のコーナーでは、今年4月に越前市職員として採用された新人職員の皆さんから、採用試験のこと、就職してからの市役所のイメージ、仕事に対する思いなどが語られました。その主な内容は下記の通りでした。

  • 越前市の採用試験は、一般の公務員試験のような法律や専門用語などが重視されるのではなく、面接、作文、グループ討論、教養など、人間性と対人関係が重視されていると感じた。一次試験後に実際に職場での体験もあった。
  • 試験日程も他の自治体と違った日程にされていて受験しやすかった。今年の同期生の中には県外出身も5人いるが、越前市が大阪、京都、兵庫の10大学を訪れてのPRで、これまでの待ちの求人から人材を採りに行く気概を感じたと聞いている。競争率は昨年も今年も20倍を超えている。
  • 採用枠には、民間、大学新卒、専門職などに分かれていて、民間出身枠採用があってよかった。市役所のサービスも市民がお客様という意識を持てば、民間の経験が生かされると思う。
  • 新人でも自分が企画した講座などが実現でき、それで市民の方が笑顔になったり喜んでいただき嬉しかった。頑張っている先輩も多くてやりがいも感じている。
  • 入るまでは市役所というとパソコンの前に座って堅苦しい仕事のイメージが強かったが、実際は色んな職場があり、毎日作業服で外の現場や色んな市民の方との触れ合いがあって楽しい。広い意味で役所と公務員のイメージが違っていた。
  • 今年の同期生26人全員参加で「たけふ菊人形」のPRビデオを作成して周りからも面白いと言われて楽しかった。来年以降も続けたい。
  • 仕事以外に、ひとり親家庭の小学生や中学生の学習支援も若手職員で始めて喜ばれている。
  • オープンデータを活用してのアプリ作成にも取り組み中で街の活性化などに役立てたい。

番組では募集中の越前市職員採用についてもお知らせしました。(※締切済み)

オープンデータ < 越前市


奥手な僕がたけふ菊人形に好きな女の子を連れて行ったら・・・ - YouTube

 

手ぬぐいで和の文化伝えたい 「瑞乃和」の山本さん

前半は、今年のヒット商品と今年の流行語が話題

11月23日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」はゲストに鯖江市にある暮らしと手ぬぐいのお店「瑞乃和」を開いている山本瑞恵さんを迎え、前半は今年のヒット商品と流行語大賞候補作50の言葉などが語られました。

ヒット商品は、第一位の「アナと雪の女王」「妖怪ウォッチ」「ジェルボール洗剤」「特茶」「クロワッサンドーナツ」など30位までの商品が紹介されました。

今年の流行語では「デング熱」「ダメよ~ダメダメ」「ありのままで」「危険ドラッグ」「号泣会見」「集団的自衛権」「カープ女子」「塩対応」「エボラ出血熱」など50の言葉で一年をふりかえりました。

手ぬぐい一本で色んな使い方ができる
色も
カラフル、柄も多様。若い人に「手ぬぐい文化の深さ」伝えたい

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ゲストの山本瑞恵さんは、暮らしと手ぬぐいに関する色んな視点やお話で、手ぬぐい文化の深さを語られました。主な内容は下記のとおりでした。

  • 手ぬぐいに興味を持ったのは明治生まれの祖母の影響から。
  • 頭にかぶったり手を拭いたり、台所での色んな使い方、草履の鼻緒など一本の手ぬぐいの使い方が不思議に変わるところを教えてもらって、小さいころから気になる存在だった。
  • 素材はさらし木綿なので、風通し、すぐ乾く、肌にやさしい、赤ちゃんのおむつにも使われてきたし包帯にも使われてきた歴史がある。
  • お店を開いたのは、直接に見てもらい、肌に触れてもらって手ぬぐいの良さや使い方を広めたいと思ったから。今年で四年目になる。

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  • 最近では色もカラフルで模様柄も様々、染と柄の変化で使い方も多様になっている。季節に合わせた模様もあり、今からはクリスマスやお正月関連もでてくる。
  • 部屋の中のタペストリーにも使われ暮らしに季節感を出す楽しみ方もある。子どものズボン、袋物、刺し子をしての利用もある。単なる手ぬぐいというより、生活の中の色んな場面の日常品として身近にあるものとして使われている。
  • 手ぬぐいには「江戸手ぬぐい」と「京手ぬぐい」に分類される点もあり、お店では主に江戸手ぬぐいを紹介している。江戸は粋、京は柔らかという違いもある。
  • 子供たちの伝承遊びの一つとして「手ぬぐい遊び」を市内の各所で行っている。手ぬぐい一本で「結ぶ、ほどく、しごく、絞る、引っ張る」など木綿の肌触りを感じながら楽しんでもらえる。
  • これからは、若い人たちに、昔の人たちの知恵や物を大切にする心、エコの環境などについて伝えたいと思い、各地でワークショップも開いている。

 暮らしと手ぬぐい「瑞乃和」山本さんのブログもご覧ください。

福井の暮らしと手ぬぐいと 瑞乃和-みずのわ-

絵本はシンプルで深い!! 「おはなしあのね」の相馬さん

「食欲、読書、芸術、スポーツ」など秋の言葉は多彩
「食べる日本語」も話題に

9月27日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに越前市で子どもたちに絵本の読み聞かせを行っている「おはなしあのね」の相馬和代さんを迎えて進行しました。

前半の話題は季節のたよりコーナーとして「食欲の秋」「読書の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」など秋を彩る言葉の由来や、「さらり、つるつる、つぶつぶ、がぶり、ぱくぱく。ごくごく、ぐびぐび」など「食べる日本語」の感じ方や表し方など楽しい雰囲気で進みました。

絵本で日本の昔話や伝統文化も伝えたい

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後半「あなたが出番」のコーナーでは相馬さんから、読み聞かせ活動の紹介、絵本と子ども、図書館の利用などについて、以下の内容が語られました。

  • 読み聞かせ「おはなしあのね」は、絵本の好きなお母さんたちが集まり、毎月第四土曜と第五土曜の午前中に越前市中央図書館で開いている。
  • メンバーの中には、出前で保育園や公民館などで読み聞かせをしている人もいる。保育士や幼稚園で活躍された人も多い。
  • 参加者は保育園や幼稚園の年代の子どもたちが多い。兄弟姉妹で楽しみに来る子どもたちもいる。
  • 現代の子どもたちは昔からの「昔ばなし」を知らない子もいるので、そうした日本のお話や文化を伝えるのも活動の一つかなと思う。越前市出身の「かこさとし」さんの絵本も活用している。
  • 絵本は「シンプルだ奥が深い」と感じている。読み聞かせの本を選ぶときは、その季節や話の長短などを考え、こどもたちが絵本と物語を通じて実際の季節や出来事をイメージできやすいように努めている。手遊びなども加えている。
  • 終わったあと、子どもたちの楽しく満足そうな顔を見ると「やったー」という感じで自分も楽しくなる。次もいい本を選びたい気持ちが強くなる。
  • 図書館は何でも知ることができる所なので皆さんが気楽に利用されるといいと思う。
  • 子どもたちとは、夏休み、クリスマスなどの図書館でのイベントも一緒にやって居て楽しい。

読み聞かせグループ「おはなしあのね」へのご連絡は越前市中央図書館からできます。お気軽にどうぞ。

 

おはなしあのね - 越前市

越前市立図書館トップページ|越前市立図書館

越前女紙倶楽部、女性視点で、華やかな活動を展開中

8月24日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」、番組前半は翌日25日の「川柳発祥の日」にちなみ、川柳と俳句の違いや時代を詠むサラリーマン川柳、そして間違いやすい日本語などで笑いが続きました。後半の「あなたが出番」コーナーは、ゲストに越前女紙(めがみ)倶楽部の山田京代さんを迎えて放送されました。

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山田さんは主に次のような話題で女紙倶楽部の活動を紹介されました。

  • 越前女紙倶楽部は、2012年10月、越前和紙に関わる経営者の奥さんや若奥さん、女性伝統工芸士、従業員など9名により「女性視点で新製品が作れないか」と設立された。
  • 現在は活動内容も広がり、メンバーも増え、15社、18名になっている。
  • 同業種の女性倶楽部のため、よく似た環境の中での仕事や家庭など暮らしに関する共通の話題で楽しく、例会の出席率も高い。
  • 「製紙」と言っても手漉きと機械漉きでは内容が違うため、倶楽部全員での手漉き体験や伝統工芸士さんとの話し合いなど勉強になる。昔から紙を漉くのは女性の仕事とされている。
  • 歌手の白井貴子さんのCDジャケットも白井さんと何回も打ち合わせしながら一緒に作り上げた。和紙の特性を生かしたユニークな形となり、ご本人にも喜んでもらえた。
  • デザイナーの桂由美さんのパリコレクションに越前和紙の折鶴をとのお話が来た。八畳間でも入りきれないほどの大きな折鶴のリクエストもあり、全員で苦労しながら作成した。パリコレで飾られている写真や、桂由美さんのブログで自分たちの活動への言葉もあり、やりがいも感じられて嬉しい出来事だった。
  • 倶楽部の活動では、大滝神社で結婚式を挙げたカップルを祝う「折鶴シャワー」がマスコミで大きく報道されとても好評。全員で1000羽の折鶴を作ってシャワーしているが依頼も多くなっている。
  • 最近は、和紙で折った「風車」も注目されており、越前市の夏祭り踊りでも使われ注文が増える感じ。これからも越前和紙を色んな所で知ってもらい使ってもらえる活動を続けたい。

 越前女紙倶楽部 ~megami~ | Facebook

 

武生公会堂夏休み特別展 「南越線開業100年」

ゲストは福井鉄道の北橋さんと、越前市文化課学芸員の佐藤さん

7月27日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに福井鉄道の北橋幸治さんと越前市文化課学芸員の佐藤登美子さんを迎えました。

北橋さんからは越前市武生公会堂記念館で開催中の夏休み特別展示「南越線開業100年」の話、佐藤さんからは「越前和紙の製作用具及び製品」が国の重要有形民俗文化財指定を受けた背景などが語られました。

特別展 ジオラマ運転、廃線跡ツアーなど人気 9月7日まで開催中

特別展「南越線開業100年」について、福井鉄道の北橋幸治さんは南越線の歴史や展示企画などについて次のように話されました。

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  • 福井鉄道南越線は昭和56年に廃線になったが、明治45年に当時の武岡軽便鉄道によって開業し現在のJR武生駅から今立地区を走り鯖江市の戸の口まで14.3km、14の駅があった。
  • 当初はマッチ箱のような電車が走っていた。駅名としては国鉄武生駅東口の「社武生」をはじめ「福武口、村国、塚町、北村、五分市、粟田部、岡本、定友、野岡、戸の口」などがあり自動車の少ない時代いつも満員だった。
  • 線路跡として残っているものとしては、日野川に掛っていた鉄橋が今は遊歩道として利用されている。村国駅の跡には電車一両が飾られている。
  • 今回の特別展示では当時の駅名プレート、切符、制服制帽、時刻表、写真など数多くの資料が展示されている。今年が100周年なので特別展が企画された。
  • 昭和の風景を感じさせる大きな鉄道模型ジオラマは当時の南越線の車両模型も走っていて県外からの鉄道ファンや子供たちも大好評。
  • 8月24日には、ふるさと歴史散歩「南越線廃線跡を巡る」というイベントも企画されている、当初20名の予定が希望者も多く大型バスとなった。まだ間に合うので公会堂記念館まで連絡を。(武生公会堂記念館 - 越前市

「越前和紙の製作用具及び製品」国の重要有形民俗文化財指定 2523点
11月には全国から「紙」に関わる人々が越前市に集結イベント開催

番組後半は、越前市文化課学芸員の佐藤登美子さんから今回の「越前和紙の製作用具及び製品」が国の重要有形民俗文化財に指定された背景などが語られました。

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  • 重要有形民俗文化財指定とは、有名な寺社のお宝のような物ではなく、人々の生活や暮らしを表す用具類がまとまって残されている物を指定して後世に保存していくもの。
  • 今回は手漉きの越前和紙と暮らしをつなぐ用具が「かたまりとして揃って残っている」点が貴重な物として評価された、全部で2523点にも及ぶ用具である。福井県内初めての指定となった。
  • 福井県が準備を始めて二年、越前市が引き継いで三年、合わせて五年の年月がかかった。
  • 越前和紙といっても、奉書、襖紙など多種多様であり、道具もそれらに合わせて数多くある。桶、漉槽、漉き桁、型紙、カナガタなどは代表的なのもの。
  • 私は東京出身なので、和紙の初歩からの勉強が大変だった。自分が知らないと何をどのように誰に聞いていいのかも分からなかった。
  • 和紙の世界は奥が深いと感じている。紙を乾かす板は木目が紙に写らないように「いちょう」の木が使われていた。
  • 指定された用具などは、越前市今立歴史民俗資料館で保存される。今後も時代に合わせた用具が生まれるが、それらの収集も続くことになる。
  • 紙漉きの仕事は寒い時期が良いとされているが、現代でも変わっていない。多くの女性や家族全員の作業によって伝統ある作業が継続している。
  • 11月に全国の「紙文化」にかかわる多様な業界の人たちが集まっての講演会やワークショップ、現地視察などの大きなイベントが開かれる。たくさんの人に参加してほしい。

 

平成26年度夏休み特別展「南越線開業100年 福井県を初めて走った軽便鉄道」 - 越前市

福井鉄道株式会社

今立歴史民俗資料館 - 越前市

越前和紙|福井県和紙工業協同組合

重要有形民俗文化財指定基準:文部科学省