ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は9月26日です。(12:00~13:00)です。

越前市.新庁舎と市民サービスの変化は?

5階建て庁舎と市民ホールが結合 58億円で完成
全ての階がワンフロア、分庁舎や駅南ビル等に分散の業務すべて集約
自由に使える5階「展望デッキ」からは武生の街並みが一望
窓口は「もれなく、はやく、かんたんに」で市民サービス充実へ

2月23日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、今年1月6日から新庁舎での業務を開始した越前市役所から、3名のゲストを迎えて「新庁舎と市民サービスはどう変わったのか」を話していただきました。皆さんから紹介された主な内容は下記の通りでした。 

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写真左から窓口改革推進室の小池さん、市有財産管理室の畠山さん、建築住宅課の立野さん)



市役所窓口1階に「コンシェルジェ」配置して細やかな案内
「ライフステージ窓口」設置し、1つの窓口で関連手続きを一括サービス
多文化共生支援、ポルトガル語、中国語、ベトナム語にも対応職員配置

  • 今回の市役所建て替えは、昭和29年建設の旧庁舎の老朽化と耐震上の問題から計画され、基本計画から約5年かけて新庁舎の完成となった。機械室を含めると一部6階になるが執務スペースとしては5階建てとなっている。
  • 今春から旧庁舎の解体が始まり、来春には広場と駐車場として整備が終わる。庁舎への入り口も東西南北の四か所となり、駐車場も十分なスペースが確保される。
  • 市民が来訪し、職員が執務する各階はすべてワンロアで各課の仕切りがなくオープンオフィスとなっており、そのために各部署間の連絡や連携がしやすい形である。
  • 市民ホールとして使用される棟には、大ホール、会議室、和室、調理室などがあり、5階には誰もが自由に活用できる南向きの「展望デッキ」もあり村国山や武生の街並みが一望できる。市民の憩いの場としても使ってもらえるのではないか。また1階ロビーにはコーヒーカフェもある。
  • 全体として、越前市の産業である「越前和紙」「越前打ち刃物」「越前箪笥 家具装飾」なども使われている。議場などもそうした雰囲気を感じられる構造である。
  • これまで、公会堂横の分庁舎、駅南ビル2階、福祉健康センターなどに分散していた市役所の業務は、すべてが新庁舎に集約された。(子ども子育て相談室は、てんぐちゃん広場がある福祉健康センターに残っている)
  • 市民の皆さんが最も多く来訪される1階の窓口では、これまでと大きく変わり、「もれなく、はやく、かんたんに」をコンセプトとしたシステムと対応が導入された。
  • 第一は、窓口に来られた市民の方に、案内を専門とする「コンシェルジェ」を配置し、来訪の目的に沿った案内と申請書類の書き方など寄り添った声掛けとお手伝いをする形になっている。市民が探すのではなく、こちらからお聞きして対応している。
  • 第二として、色別案内や番号案内システムも導入され、市民の方にわかりやすい環境になっている。また、「証明書交付窓口」を設置し、証明書の交付の受付、お渡しするための専用窓口としている。1日で約700件の交付が行われている。 
  • 第三として、これまでは、市民課や福祉部門などで対応する課や部門が異なるとその度ごとに住所.氏名など何枚もの書類に同じことを書かなければならなかったが、今回は「ライフステージ窓口」を新設し、例えば「転出・転入」「出生・婚姻」「おくやみ」などの場合、関連する事項は6種類の申請が一枚の申請書で全てに対応し必要な書類や手続きができるようになった。申請の煩雑さの解消、待ち時間の短縮などが図られ効率的なサービスができ市民の方からも好評の声が多くなった。
  • 越前市は外国人の方も約4000人が居住されているので、「多文化共生総合相談ワンストップセンター」を新たに設置した。生活に係る適切な情報の提供をするとして、これまでのポルトガル語に加え、中国語、ベトナム語を話せる相談員を配置した。
  • 収納窓口としては「公金のお支払い窓口」を設置し、市民税、固定資産税、軽自動車税都市計画税国民健康保険税介護保険税、上下水道使用料、各種使用料などの収納を行っている。 

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1階の窓口

 

 

「今庄旅籠塾」 旧旅籠.重要伝統的建造物を次々に復元

「重伝建」選定など目指し12年前から活動開始
「若狭屋」「大黒屋」など、江戸時代の風情残し活用

1月26日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストにNPO法人「今庄旅籠塾」の高嶋秀夫理事長と副理事長の細川治さんを迎えての放送でした。

今庄地区は古き時代からの歴史の宝庫とも呼ばれ、特に「木の芽峠」や「栃の木峠」を擁する地形から歴史の節目には必ず登場していますが、江戸時代の風情を残す旧旅籠や酒蔵、町並みが集中している所として近年は県外からの注目と人気が高まっています。

そうした中で、活動を続けているNPO法人「今庄旅籠塾」のお二人から、地域に対する熱い想いと、集中している重要伝統的建造物群保存復元への取り組み、今庄の観光とお土産などが語られました。 

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お二人からは主に次のような内容が話されました。

高校生との協働作業で旧旅籠の改修プラン作成
古民家を保存復元させて「八百屋」に活用
重要伝統的建造物群保存地区」認定されれば嶺北では唯一
住む人に心地良い町をつくりたい

  •  活動を始めたのは今から12年前、今庄の町なかで空き家が増え、解体も多くなり、このままでは歴史ある風情の今庄の宿場の風景が消えてなくなるのではないかと危機感を持った5人の仲間が集まってスタートした。熊川宿へも視察に行った。
  • その後、同じような気持ちをもった人たちが今庄だけでなく、市外からも参加して現在は20名が会員になっている。年代も幅広く「塾」という名称を付けたのは月に2回の例会や活動を通じて互いに学びながら進みたいと考えてのことだった。年間会費24000円と高額だが継続されている。例会も250回を超えた。
  • 最初の活動は「若狭屋」の復活だった。持ち主の協力の下、メンバーをはじめ武生工業高校や敦賀工業高校の生徒が改修復元のデザイン設計を行い、調査と研究、そしてコンペをやり審査した上で具体的な改修復元プランが決められた。その他の学校も多く参加しており、その関係は今も続いている。また卒業した後も参加している者もいる。
  • 「若狭屋」は改修復元後は住民の人たちが多目的に使える場所となり、その一方で現在は「蕎麦屋」としての営業もされており、「旅籠塾」の事務局として活動の拠点にもなっている。
  • 「大黒屋」さんも改修復元されたが、こちらは町なかの「八百屋」さんとして活用されている。今庄の町なかには以前は4軒の八百屋があったが数年前に全てなくなり買い物難民の状況も生まれた。そこで「大黒屋」を改修復元しての活用として現在は地元の生産物など地産地消のお店として好評だ。この他にも、「木の芽」というカフェも古民家改修してオープンし、パンやコーヒーなど人気で市外のお客も多い。
  • こうした私たちの活動は、最初は変わり者が何を?という雰囲気もあったが次第に地域でも理解され、相談も多く鍵を預けられるケースも増えるなどしている。活動への理解によってこれまでに10軒は壊されず保存されたといわれている。
  • これまでの活動では、改修に多額のお金が必要となり行政の補助金もない中、メンバーの個人的な支援や借金でやりくりしている事例もあるが、今庄らしい町並みと地域が保存され、住民の暮らしの中に具体的に活用されるのを見ると、お金の苦労はあってもまた違う楽しみを感じるので活動が続けられると思っている。
  • 今後の目標と期待は、今庄の古い町並みが国の「重要伝統的建造物群保存地区=重伝建」に認定されることである。南越前町としての取り組みが具体的に進んでおり来る1月27日からは2回目の住民説明会が開かれ、住民の同意が得られれば夏ごろにも具体的な進展があるのでと期待している。
  • 県内では小浜の三丁町と熊川宿だけで今庄が指定されれば嶺北では唯一となる。一キロ弱の距離の街道筋に集中している旧旅籠、古民家、4社の酒蔵など魅力ある地域として評価も高い。私たちもずっと目標にしてきたことである。
  • 最近の今庄は、旧北陸線の古いトンネル.隋道を訪ねて歩くツアーが大人気で観光バスが40台も来たりして、その人たちが町並み散策もしているが、私たちとしては単なる数分の観光で賑わう町だけではなく、住む人にとって心地よい風情と暮らしを残したいと思っている。生活と産業と観光の調和をどう図っていくのか、今後の課題でもある。
  • 当面のイベントとしては、4月に4つの酒造会社が参加する「酒蔵フェス」や毎月1回開いている「宿の市」があり、多くの皆さんに来ていただき古き情緒の残る今庄の町並みを散策し、私たちが取り組んできた「若狭屋」「大黒屋」「カフェ木の芽」と八百屋なども訪ねてほしい。

 

今立ふくま振興会.キャラクター「こじろうくん」大人気

ゲスト、ふくま振興会の上城戸さん
「コーヒーフェスティバル」「こじろうくん」に期待
小学生も、大学生も、地域の人も、みんなで盛り上げ

12月22日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」はゲストに越前市今立地区の「ふくま振興会」から上城戸佑基さんを迎えて、ふくま地域で展開中のコーヒーフェスティバルやキャラクター「こじろうくん」の取り組み、他に今年一年を振り返っての流行語やヒット商品についての話題で放送されました。

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 「こじろうくん」は、ゆるくないキャラクター 
コーヒーフェスティバル 来秋に開催 世界のコーヒー楽しめる企画

 上城戸さんの主なお話は下記の通りでした。

  • 今立のふくま振興会では、これまでの恒例的な行事の継続だけではマンネリ化して活性化にもならないのではないかと、今年から「ふくま地区ブランディング事業」として、地区の元気と誇りを取り戻す活動を展開中です。
  • 取り組みにあたっては、服間小学校の生徒たちと仁愛大学の升田ゼミの学生、地域の振興会が、小学校の総合学習の時間を活用して服間の魅力についての授業を何回も開き、その後に地域魅力ツアーを実施した。
  • その中で美味しい湧き水が数か所もあるところから「水」、昔から伝えられている剣豪佐々木小次郎の生地、豚の飼育が多いなど3つの素材が確かめられ、これらを生かした活動ができないかとの話になった。
  • 具体的な活動として、一つ目は「来年のコーヒーフェスティバル」開催への取り組み、二つ目はマスコットキャラクターの開発となった。今年はその内のマスコットキャラクターづくりを先行して、小学生や仁愛大の学生たちの多くのネーミング候補から最終的に「こじろうくん」がきまり、着ぐるみも完成して秋の越前市多文化フェスティバルをはじめ、地域の色んなイベントに参加して好評で人気者になってきた。
  • ゆるきゃらというイメージがある全国のキャラクターだけど、「こじろうくん」は地域みんなの熱量がいっぱいの「ゆるくないキャラクター」です。
  • コーヒーフェスティバルについては来年秋の開催に向けて準備を始めており、先日は「大阪にいる、日本コーヒーフェスティバル実行委員会の代表者を訪問し、今年度の勉強会や来年度の開催に向けて協力を要請した。
  • コーヒーフェスティバルには、コーヒーに対してものすごい熱量とこだわりを持っている方が出展していること、コーヒーを淹れる間のコミュニケーションを楽しみにしている方たちが出展していることがわかった。」
  • ふくま地区でのフェスティバルでは、越前市にブラジルの人やベトナムの人も多いので、その地域のコーヒー豆を使って地域性と多様性も楽しんでもらえる企画にしたいと思っている。もちろん、県外からの出店もあるので世界各地のコーヒーも楽しめる。「日本コーヒーフェスティバル実行委員会」と協力しての開催となる。
  • 成功に向けて、今は仲間づくりと地区民向けのコーヒー勉強会を準備している。仁愛大学生向けのコーヒー勉強会も開催したい。また、コーヒーだけでなく、関連するお菓子などを地場産を使って作る計画もしている。
  • ふくま地区はもとより、越前市や県内でも初めての企画でもあり、多くの皆さんを迎えて成功させたい。来年秋の「コーヒーフェスティバル」楽しみに待っていてほしいし、ぜひ今立の「ふくま」にきてほしい。

ゲスト.お笑い集団「オフィス笑SHOW」、爆笑の一時間

パーソナリティも、越前市ご当地芸人「バンライフ」の三河さんが進行 

「オフィス笑SHOW」は、約20年の活動継続中
テレビ、ラジオ、福祉施設慰問など地元に笑いを届けている

11月24日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ラッキーいとうが都合によりお休みとなり、越前市ご当地芸人「バンライフ」のT-三河さんがパーソナリティとなり進行しました。三河さんは以前に当番組にゲストとしても出演しています。 

当日のゲストには福井のアマチュアお笑い団体「オフィス笑SHOW」の代表なべちゃんやまちゃんの渡辺和法(かずのり)さん、山岸直弘(ただひろ)さんを迎えて、お笑い活動についてお話を聞きました

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(中央に三河さんを挟んで、やまちゃん、なべちゃんで記念撮影)

オフィス笑SHOWは約20年以上続いている団体

現在のメンバーは約15名

お笑いが好き、やってみたい方は誰でも参加できる。

郵便局員や電子機器メーカー、市役所職員や学校の先生など年齢も職業バラバラの人たちが本業とは別にお笑い活動をしている

とにかくお笑いが大好き 

  • 普段はそれぞれ社会人としてお仕事をされている中、イベントやお祭りなどでの漫才やお笑いステージ、テレビ出演やラジオ出演、福祉施設への慰問など、休みの日を利用して活動をしている。
  • お互いに仕事をしていることから、ネタ合わせやネタ作りはお互いの休みが合う日や深夜にまで及ぶことも。
  • 年に1回(ここ数年は11月)オフィス笑SHOW主催のお笑いライブを開催しており、会場設営や広報、出演もすべて自分たちで行っている。しかも入場無料。
  • ライブ前には毎日芸人が会場でネタ合わせを深夜遅くまでやっている。
  • 家族の協力がなくては、活動は続けられなかった。
  • なべちゃんの奥さんはお笑いに厳しい。けどライブは見に来ない。

・・本当は聞きたいことがたくさんあったMCの三河ですが、さすがお笑い芸人がゲストだけあって、マイクの前では普通の質問もボケで返してきたり、キレのあるツッコミを返してきたりと、軽妙なトークがとどまらず、終始笑いの絶えない1時間となり、三河もタジタジの放送となりました。

今回のレポートは三河でした

県立大の松本涼さん「アイスランド」と「北欧」を語る

ヨーロッパとアメリカ大陸の間、北大西洋上に浮かぶ島
オーロラー、火山、氷河、温泉など自然の魅力溢れている
人口約36万人、北海道と四国合わせた面積

10月27日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに福井県立大学 学術教養センター講師の松本涼(さやか)さんを迎えて、「アイスランド」の紹介や北欧の国々についてのお話を聞きました。

アイスランドは日本から遠く馴染みの薄い国ですが、松本さんは2年間の大学留学の経験もふまえて色んなお話を紹介され、スタッフ一同、初めて聞く「アイスランド」の魅力や北欧について多くの認識を深められた放送でした。

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日本からの航路は、フィンランドヘルシンキ経由。乗換えで20時間程度
公立教育機関や国立病院の医療費は無料。消費税は高い
10人に一人は出版。クリスマスには本を贈る人が多い
水力、地熱発電など自然エネルギーの電力、原発はない
水揚げの魚は日本に輸出、福井のスーパーでも発見

  「アイスランド」については主に次のようなお話でした。

  • 2009年から2年間、アイスランド国立大学に留学した。日本語学科のコースもあり日本の人気も高くなっている。授業料は無料で学生の年齢幅は広く就職目的のための大学とは少し違う。女性の比率もかなり高い、子供連れで授業に来る学生もいる。
  • アイスランドの歴史や物語を綴った「サガ」という書物を読み内容に惹かれてアイスランドへの関心を持ち、留学し研究するようになった。北欧の神話も興味深い。
  • 日本からは、夜が長い冬の季節の空に浮かぶ緑・紫・赤などの光の帯がゆらめくオーロラーを観に来る観光客が多い。また夏は太陽が沈まない白夜になる。
  • 小さな島国だが火山や温泉、氷河、多くの瀧など自然豊かな観光地が多い。
  • 暮らしの面では、高福祉で教育や医療は無料だが、その分、付加価値税が高い。しかし、食料や本は軽減税率になっている。医療でも歯科は有料だった。家賃も結構高いし、外食だと日本円で2000円くらいはする。
  • 出生率は現在でも1.74くらいあり日本のような超少子高齢化の印象はなく、女性の活躍や子育て環境も良いと思う。同姓婚も認められている。
  • 産業としては、漁業、アルミ精錬、牧畜などだが最近は観光も増えている。アルミ精錬は豊富な水と水力発電地熱発電による電力を利用しており、自然エネルギーで全ての電力をまかなっていて原発はない。
  • 漁業では日本と関係が深く、タラ、シシャモ、エビなどが日本に輸出され、最近ではマグロも増えつつある。福井市のスーパーでもアイスランド産の魚が売られている。
  • 文化面では、国民の10人に1人は出版するとも言われているが、日本人作家では村上春樹さんの人気が高く作品がアイスランド語に翻訳されて売られている。日本の漫画やゲームなども若者に人気である。

「北欧」は、デンマークノルウェースウェーデンフィンランドアイスランドなど
国旗には、いずれも「スカンディナビア十字」がデザインされている
スカンディナビア航空は、スウェーデンデンマークノルウェーの3国が共同運航
ノーベル賞は、スウェーデンノルウェーの委員会が授与している

北欧の国々の話では、松本さんとラッキーいとうが最近の話題などを含めて次のようなことも話されました。

 

村国山からパラグライダーが飛ぶ

「あそぼっさ!越前市ハッピープロジェクトチーム」が企画

市街地を飛ぶ、夢の景色、全国でも珍しい
「風の谷のムラクニ」人気も急上昇

8月25日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに「あそぼっさ!越前市ハッピープロジェクトチーム」の前田武彦さんを迎えて、5月から始まっている越前市の村国山から日野川河川敷へ飛ぶパラグライダー活動や、「そうだ!村国山に行こう!」のイベントなどについてお話いただきました。 

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その主な内容は下記の通りでした。

  • あそぼっさ!越前市ハッピープロジェクトチームは市内の若手経営者を中心に組織されており、以前から村国山を中心に市内の子どもたちに自然環境に親しみ楽しんでもらう活動を続けている。
  • 今回のパラグライダーを飛ばす計画も、そのうちの一つとして企画され、勝山の「ジャムスポーツパラグライダースクール」の協力をえて実現した。2019年5月から始まっており、越前市の新たな景色として人気が高まっている。
  • 村国山頂上に離陸場をつくる作業から始めたが、地元の方や越前市の理解と協力の中でスムーズに準備が進み、財政上も多くの関係者の寄付をいただいた。
  • 村国山は越前市のシンボル的な山だし、市街地にも近く、自然環境も豊かなので、そこから飛ぶパラグライダーの姿は、子どもたちに新たな夢を与えられるのではと思っている。
  • 村国山は標高239メートルの低い山だが、日野川方面からの空気と上昇気流があり着陸場の河川敷との組み合わせも好条件と聞いている。こんなに市街地に近い所を飛ぶパラグライダーというのは全国的にも珍しいと注目されている。電車からも飛んでいる姿が見えたと聞いている。
  • 体験はプロの人と一緒に飛ぶので小学生以上なら誰でも体験できる。特別な服装ではなく長袖と長ズボン程度の軽装でよい。料金は1万800円となっている。申込先は下記のホームページからお願いしたい。
  • 飛行時間は、その時の風の具合で違っているが5分以上であり、飛んでいる中でプロの人が景色のことや楽しみ方を知らせてくれる。体験した人は本当に楽しかったと言っている。飛ぶたびに、季節ごとに景色も変わるので一年を通して楽しめる。
  • 4年後には新幹線が通るので、今は村国山から日野川河川敷の方向に飛んでいるが、将来的には村国山から北日野、新幹線方向にも飛ばして、新幹線から見える越前市のパラグライダーの景色を作れたらと思う。
  • これまで続けてきた「そうだ!村国山に行こう!」のイベントは今年も9月27日に開くので9月2日から申し込みを受け付ける。400名参加の賑やかなイベントで好評なのでインターネットなどを通じて申し込んでほしい。

 

パラグライダーの体験申し込みは下記のページを参考にしてください

www.jamsports.jp

「そうだ村国山へいこう」の申し込みは下記のページを参考にしてください

http://murakunigogo.sunnyday.jp/2016/03/14/hello-world/

消費者相談員の河上さん、特殊サギ実例など注意喚起

高齢者の「お金」「健康」「孤独」に付けこむ悪質商法
断りは明確に、困ったら消費者センターへ相談を
特殊詐欺被害、全国で1日平均1億円 誰もが警戒必要
消費トラブルの相談は直通電話「188.いやや」で受付け

6月23日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに越前市消費者センターの河上由紀子さんを迎えて、最近の消費者相談や特殊詐欺の実態、個人としての対応策、今後の「エシカル消費」の話題などで放送されました。

その内容は、想像を超える悪質商法の実態と被害額など、改めてこうした問題に対する一人一人の警戒をもった対応策などの必要性と消費者センターの重要な役割を認識するものでした。

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解約クーリングオフは8日以内にハガキで郵便局からできる
不審な電話は話を聞かずに、すぐ切ることが大事

エシカル消費」で世界の環境を考えた買い物を
見つけて!「赤いカップ目印の商品 世界の飢餓を救う活動に参加

河上さんからは、具体的な悪質商法や特殊詐欺の実態が次々に紹介されましたが、その主な内容は下記の通りでした。

  • 越前市消費者センターはJR武生駅南ビルの一階にあり、商品やサービスに関する相談、苦情、契約・取引のトラブル、多重債務、特殊詐欺への注意や対応などに関しての助言や情報提供、あっせんなどを行っている。月曜から金曜日、職員が常駐しており、相談や困ったことあったら相談してほしい。電話:0778-22-3773
  • 多い相談としては、ハガキによる架空請求、公共機関名を使っての偽契約と詐欺、不安をあおっての工事点検商法、名義貸し商法、個人情報収集、かたり商法など、本当にきりがないくらい多く悪質なものがある。
  • 契約後でもクーリングオフで解約できる。その場の雰囲気で契約しても頭を冷やす期間として8日間があり、必ずハガキで通知、郵便局で助言を受けて書留で出せる。断る理由はいらない。
  • 北陸電力、県庁、市役所、NHKなどを語る詐欺もあるが、公共機関が電話で契約や振り込め依頼は絶対にしない。電話で話を聞くだけと思って長々と話をせず、知らない人からの電話は直ぐに切る。断る時は「いいです」「結構です」はダメで、「いりません」「必要ない」「お断りします」など、はっきりという事が大事。
  • 普段から、詐欺などの話や手口について知る、知人に伝える、家族と日頃から連絡をとる。断る練習などしておくとよい。インターネットの被害も多くなっている。簡単にもうかる話やうまい話は嘘と思うこと。
  • 2022年には成年年齢が20歳から18歳に引き下げられるため、18歳、19歳が新たな詐欺ターゲットになる可能性があり、中学、高校生の間から消費者としての注意すべき学習や責任ある行動が求められる。消費者センターでは学校での出前講座も行っている。
  • 消費者センターとして最近は「エシカル消費」という世界の環境問題や食品の廃棄ロスをなくす活動にも取り組んでいる。地球温暖化をなくすための商品選びや、食品ロスの半分近くは家庭から出ている現実を知ってもらい、「消費者として買い過ぎない、作り手として作りすぎない、売り手として売りすぎない」つまり廃棄ロスを出さない意識をもってもらうようにしたい。
  • 国連世界食糧計画にそった世界の飢餓を救えという活動の「ひとりでも多くの子どもたちに学校給食を届けるためのキャンペーン」について、その周知をはかり協力をお願いしている。具体的には各種チョコや即席ラーメン、お菓子などの容器に「赤いカップ」の目印を選んでもらうと売上金の一部がその活動に充てられる。買い物の際にちよっと気を付けて寄付につながる商品(フェアトレード商品)を選んでほしい。
  • 来る8月31日(土曜日)の午後1時30分から、越前市福祉健康センターで「越前市消費者サポーター研修会」を開く。誰でも参加できるので多くの方に参加してほしい。講演内容は「特殊詐欺の現状と対策」で福井県警の方の講演をお願いしている。
  • 不審な電話は、警察相談電話 #9110(全国共通) 緊急時は110番
  • 消費者トラブルは、188(いやや)市外局番なし 全国の消費者センターへ

 

◇ 7月のお気楽サンデーは、都合によりお休みです。
  次回放送は8月25日です。

www.kokusen.go.jp