ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は9月26日です。(12:00~13:00)です。

菊人形、丹南温泉めぐり、吉野瀬川ダムなど地域情報満載

ゲストの得津さん、イスラム世界の異文化など詳細に語る

10月25日の「お気楽サンデー」は、越前市の恵美さんを話し相手に、前半は「たけふ菊人形」からの電話中継、丹南ゆけむり街道の10温泉の紹介、そして越前市の吉野瀬川ダムの現状紹介など、地元の話題満載でした。

吉野瀬川ダムは吉野瀬川の氾濫を防ぐ目的で1986年から計画され、正式には県の事業として1991年に採択、総事業費187億円が見込まれていた。建設場所は越前市の神山地区から白山地区へ向かう所で地元では「中一里」と呼ばれている所。水没対象とされた「小野」「勝蓮花」の町内25戸は既に移転し新しい暮らしが始っている。現在の事業費見込は約325億円、今後の本体工事は約3年後、完成はそれから6年後とされている。しかし最近の全国的なダム建設見直しの中で国の補助いかんによっては進捗がどうなるのか注目されている。

ゲストは日本中東学会会員で福井市在住の得津真一郎さん。

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得津さんはイスラム世界など世界47か国を歴訪する中で、イスラム世界の宗教や生活文化について詳しく話し主なものは次の通りでした。

  • イスラム圏の人口は増え続けており、現在の信者数は世界で約13億人、20年後には世界の人口に占める比率は3割を超えると言われている。
  • イスラム世界では政治や経済、生活の在り方などイスラムが法の源泉であり規範と認識されている。
  • イスラム教には「6信5行」というものがあり、例えば、財産は神から預かっているものだから、貧しい者に対する施しや寄付でも神に対する義務とされ、もらう方も卑屈になったり、出す方も驕るようなことはない。
  • 1日5回の礼拝やイスラム暦の九月断食なども神の下に平等というシステム、健康面でも良いとされている。お金に利子をつけて儲ける発想がなく先の世界経済の金融危機の影響は少なかった。
  • 一夫多妻制は今も制度として残っているが、これは好色な男性のためではなく7世紀の戦争が多かった時代に戦争未亡人を救済する生活保障制度であり4人までの妻帯が許されている、現在は2人以上は極めてまれであり、男性の責任が重い制度となっている。
  • 女性の顔や肌を隠すベールの着用も国によってかなりの変化と幅があり女性の社会的活躍の場も広がりつつある。
  • これからの私たち、いろんな異文化に触れながら、日頃の固定観念から脱却し現実社会を見つめることが大事だと思う。

吉野瀬川ダム建設工事 | 福井県ホームページ