ラッキーいとうの「お気楽サンデー」ブログ

たんなん夢レディオで毎月第4日曜日に放送の「お気楽サンデー」の記録です。次回放送は9月26日です。(12:00~13:00)です。

陶芸「風来窯」の大屋さん、食器や動物など温かい作品

宮崎陶芸村の開村第一号、両親が「風来窯」として入村 
越前焼は「日本六古窯」の一つ、平成29年に日本遺産に認定

予測できぬ、薪窯での「窯変」、釉薬の化学反応が楽しみ

9月27日の「ラッキーいとうのお気楽サンデーは」ゲストに越前町宮崎陶芸村の「風来窯」の陶芸作家「大屋宇一郎」さんを迎えて放送されました。大屋さんからは越前焼の特徴や陶芸作品が出来上がるまでの流れ、大屋さんの陶芸に対する思いと楽しさ、主な作品などが語られました。

f:id:okiraku_sunday:20200928103011j:plain
f:id:okiraku_sunday:20200928103017j:plain

作品の中に自分がいてホッ!とできる安心感の感覚、その時が最も楽しい
手作りが好きなので、温かい雰囲気の使いやすい作品を作っていきたい
作品は「薪窯」と「電気窯」でつくり、それぞれの味がある

10月10日と11日に「風来窯」の工房見学

大屋さんからは主に次のような内容が語られました。

  • 風来窯という名前は両親が全国の焼き物の地を旅している中で、網走のある博物館の館長さんと話をしていて「風来窯」としたらどうかと言われて決めたらしい。
  • 陶芸村が1969年に開村する際に陶芸家を募集し、両親が第一号として入村し「風来窯」を開いた。宮崎村近辺には焼き物にふさわしい多くの陶土があった。
  • 越前焼は、平安時代からの歴史があり、土に鉄分が多く耐火度が高い。平成29年に日本六古窯として日本遺産認定も受けている。(瀬戸、常滑信楽丹波備前、越前)
  • 土は宮崎や織田などで採土し組合で一括して保存などしている。採土してすぐに使うのではなく一か月程度は土を寝かす。そのあとに土をこねて成型を始める。
  • 焼く流れとしては、作品の形に成型していくロクロ回しや削りの作業で成型したのちに最初は800℃で素焼きをする。その後に釉薬をかけて1230~1250℃程度で再び焼いている。

  • 釉薬は色んなものがあるが、出来るだけ、自然の土、石、木の灰など天然の物を使っている。その中に含まれる元素が窯の中で思いがけぬ化学反応を起こし想像外の色や流れ模様などが出来るので楽しい。「窯変」と呼んでいる。

  • 主な作品としては、好きな動物や、ごはん茶碗や食皿などの食器類が多い。越前焼は重いという印象が強かったが工夫の中で軽い食器もできている。毎日使うごはん茶碗は製品の重さだけでなく実際にご飯を盛った重さも考えて作っている。

  • 動物ではよく知られている十二支の土鈴や、キリン、北極熊など自分が作ってみたいなあーと思う動物を色々と作っている。  
  • 焼く窯は「薪窯」と「電気窯」を使っているが、予測できない変化がある面白さは「薪窯」が多い、「電気窯」も電気窯にしか出せない色もある。
  • 作品を作る際には、デザイン、サイズ、重さ、そして使いやすさを最初に考え、魅力的なものにしたいと心がけている。蹴りロクロなど手作りだと自分の息遣いが感じられる。作品が出来上がって眺めたとき、その中に自分がいるような安心感やホッとする感覚を得られることが最も嬉しい時かなと思う。
  • 生活用品は暮らしの用途にピントを合わせて作る、芸術作品というかアートは自分の作りたいものや作りたいことに焦点を合わせて作る。その境目とかバランスはクッキリしたものではなく、その混ざっているところが工芸の面白さと感じている。
  • 作品の価格は費やした仕事の量、燃料代などのコスト、そしてお客さんに買ってもらえる世間的相場などを考えているが現実的には高いと思われる場合も多く厳しい面がある。越前漆器などの場合も、ある調査では職人さんの時給は300-400円程度にしかならず、それでは後継者もできにくいとの話も聞いたことがある。伝統工芸の多くがその点の苦労をしているのではないかと思う。
  • これからも、手作りが好きなので、日常生活の中で使ってもらえ、その場が暖かくなる雰囲気の作品や心が豊かになる物をつくっていきたい。食器などの注文もお店からいただくこともある。そして地域で顔の見える関係が広がっていくといいなあと思う。
  • 地域の人たちと一緒に楽しむワークショップも行っている。自分も楽しいし参加者にも喜んでもらっている。今後もロクロ蹴り回しなどのワークショップを開きたいと思っているので参加してほしい。
  • 来る10月10日と11日には「風来窯」で工房見学を行う。またワークショップの募集も行い後日の開催を予定している。この催しは「Re:RENEW2020」の一つとして開催されるが、越前を代表する「漆器、和紙、刃物、箪笥、焼き物、眼鏡、繊維」など地元75社が参加しているので、ぜひ楽しんでほしい。詳細は下記のWEBページで紹介されている。
    https://renew-fukui.com/

renew-fukui.com

日本文化を支える「和金物」小澤さんがゲスト

小澤金物店は「国の登録有形文化財」答申の古民家
「和金物」は「伝統と和の空間」を彩る
手間と仕事の積み重ねが、建具・家具・建造物などを活かす

8月23日の「ラツキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに越前市の小澤金物店、店主の小澤史郎さんを迎え、日本の伝統建築や家具などに活用されている「和金物」についてのお話を中心に放送されました。 

f:id:okiraku_sunday:20200824100302j:plain

f:id:okiraku_sunday:20200824100306j:plain

寺社、和風建築など、最後の仕上げに関わる和金物の位置づけは重い
「数寄屋」好きな素材、各職人の仕事の手間を数多く寄せているもの
木材、壁、和紙、家財、建具、指物、道具、金物など生きてこそ空間の美

小澤さんからは主に下記のようなお話が紹介されました。

  • 越前市生まれで京都の大学を卒業したあと、京都の老舗の金物屋に就職をして学ぶ中で、自分でも好きなこと、意義ある仕事をしたいと考えた。越前市では2016年から営業を始め、2017年から現在の店舗を構えている。
  • 現在の店舗は昭和6年建築で、2020年7月には国の文化審議会が店舗兼主屋を国の登録有形文化財とするよう文部科学大臣に答申した、古民家で趣のある建物。和金物を扱うにはぴったりの雰囲気が漂い、生活の場としても、和金物のショールームとしても十分に活用できている。
  • 和金物が主に使われているのは、箪笥、襖、指物、建具など身近な生活の場もあれば、伝統建造物の寺社仏閣、橋、城の門など、和風建築の所でも数多くの物が使われ、実用的な面とともに飾りや美装飾としても活用されている。和室に使われる「和釘」一つにしても数種類あり、床の間や茶室など特別の物もある。壁も古来からの作り方ですれば部屋の雰囲気も大きく変わり、壁は一度塗ったらずっと独特の色合いを保っていくもので安易には触ってはいけないもの。
  • いずれの場合も「その製品が仕事されているか、手がかかっているか」など、作る人、関わる人の手間の積み重ねがすごく重要だと思っている。
  • モノづくりには「素材」がとても大事であり、和金物でも「銀」「銅」「真鍮」などで作り方も見え方も随分違ってくる。そのお客様の要望に応えるために工夫研究が必要だと考えている。例えば「四分一」と言われる「銀が4分3、銅が4分1」の割合で作る物もある。
  • 小澤金物店としては、ほとんど県外からの注文であり、インターネットや学会の専門誌での紹介を参考にしての引き合いが多い。制作にあたっては、オリジナルの金物を作るために現地に出向くこともある。昨年の皇居での「大嘗祭」関係の所でも納めさせていただいた。
  • 新しい製品はもちろん、古い金物のリニューアルを注文されることもある。そんな場合は古色を出すための取り組みを求めらる。お客様の喜びの声を聞くのが仕事の活力になっている。
  • 個人的には、襖の引手のコレクションを行っていて、多くの方に見ていただいたり今後の仕事面にも活かせたらいいなと思っている。

 小澤金物店のホームページもご覧ください。和金物 小澤金物店

ozawakanamonoten.com

越前市「アマビコとはやり病」展 8月23日まで延長 

武生公会堂記念館「アマビコとはやり病」企画展 好評!!

江戸時代「越前府中」金森家文書に「アマビコ」発見
府中藩校の教授「コレラ」で死亡の記録も残る

7月26日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、ゲストに越前市文化課の奥谷博之さんを迎えて、越前市の武生公会堂記念館で開催中の「アマビコとはやり病」緊急企画展の内容などをお伺いしました。

最近の新型コロナウィルス感染急増の中で注目を集めている「アマビコ」と、過去に猛威をふるった「天然痘」「コレラ」が昔の越前府中でどのような関りがあったのかなど、企画展示の内容を中心に深いお話でした。

他には、新幹線の新駅名や、将棋の藤井聡太棋聖さんがつけていた福井産のマスクの話題がラツキーいとうから紹介されました。

なお、今回はスタジオの中にアクリル板を設置するなどの飛沫防止対策をしました。

「アマビコ」が出た! 「金森家」の「雑書留」に描かれていた
江戸に出回っていた「あま彦」の絵を書き写したものと推定
「アマビコ」と「アマビエ」同じか?別か? いずれも三本足妖怪?
会場では自分で描く「アマビコ」缶バッジも子供たちに大人気

f:id:okiraku_sunday:20200727105308j:plain 延長

奥谷さんからは主に下記のようなお話が紹介されました。

  • 今回の企画は新型コロナウイルスの話題と関連して、越前市に残る金森家の「雑書留」の中に「アマビコ」が描かれていることがわかり、江戸時代より、難を逃れることが出来るとアマビコと言われていたことから緊急企画として開催した。
  • 最近、ネットなどで話題になっている「アマビエ」のルーツは「アマビコ」ではないかとも言われている。全国で描かれているアマビコの姿は、毛むくじゃらの猿のような姿や、長い髪をした人魚のような姿や、今回の企画展で紹介している姿など幾つかあるが、同じ3本足で熊本の有明海から現れたと記録されている。現れた所と3本足の3という数字が共通している。
  • 今回の「新型コロナウイルス」も感染症だが、昔からの「天然痘」や「コレラ」についても多くの人が亡くなっており、今回の企画は、それらと当地域の関係にも焦点を当てている。
  • 天然痘」は、古くは古代エジプトのミイラからも発見されているが、日本でも仏教の伝来と共に入ってきたと伝えられ、奈良の大仏建立や、何回もの改元など天然痘からの治癒祈願などが行われていた。
  • 江戸時代には、福井藩天然痘の「痘種」の輸入許可を幕府から得たが、京都から越前藩には笠原良策(白翁)が運び、府中の3人の町医者に伝えたと記録されている。
  • 天然痘は「疱瘡」とも呼ばれていたが、この地域では湯尾峠に疱瘡神を祀る社があり、そこの茶屋では「孫嫡子」と呼ばれる護符も売られ、松尾芭蕉の俳句や伊原西鶴の物語でも紹介されている。今回の企画でもお札が展示されているのでぜひ見てほしい。
  • 疱瘡神は「赤色」を好むとか、嫌がるとの伝承があり、それと関連して民芸品の「赤べこ」「だるま」「さるぼぼ」などが疫病から子どもや人々を守る物として作られたとする説がある。
  • 今回の企画では、府中でも安政6年に「コレラ」が流行し、藩校の有名な教授たちが亡くなったと記録も展示されている。コレラは主に不衛生な水などによって発生し伝染したが、罹患すると3日で亡くなるとも言われ「コロリ病」として全国で恐れられていた。
  • 今回の企画展は6月から始まり、7月26日に終了の予定だったが、好評ということで8月23日までの延長が決まった。この機会に大人も子供たちも疫病の怖さや予防の大切さを学び、越前国府、府中と呼ばれてきた地域の歴史にも触れてほしい。
  • 企画展の会場では自分で描いた「アマビコ」を缶バッジとして作って持ち帰れるコーナも人気がある。バッジ作成も企画展も無料。越前市中央図書館では「アマビエ」の特製しおりなどの関連企画も開催している。 

緊急企画展「アマビコとはやり病」 - 越前市


新幹線 新駅名「越前武生」「新武生」など、越前市が8月にJRへ候補6案を提出

将棋の「藤井翔太棋聖」着用マスク 生産は坂井の小杉織物 販売は武生の「越前屋」

その他の話題では、ラッキーいとうの新聞拾い読みとして、7月22日の新聞記事だった北陸新幹線の新駅名候補として越前市が選定委員会から示された「越前武生」「新武生」など6案をJR西日本に提出することが紹介されました。

その中では他の新幹線駅名として「岐阜羽島」「三河安城」など昔からの国名と具体的な地域名の組み合わせの例と、「新横浜」「新大阪」「新高岡」など隣接の駅名に新をつけた例などが語られました。なお、6案では投票の多い順では、越前武生、新武生、越前、南越、南越たけふ、越前国府と選定委員会が報告しています。

もう一つの話題では、7月16日に「棋聖」となった藤井聡太さんが対局の際にしていたマスクが坂井市の小杉織物で作られた物との記事を紹介。ラッキーいとうが、そのマスクをインターネットで購入したと現物を見せながら、販売者は越前市蓬莱町に店舗を構える「越前屋」だったと報告しスタッフ一同驚いていました。藤井聡太棋聖越前市の思いがけぬ関係でした。

 

www.city.echizen.lg.jp

多国籍居酒屋「シャンガリ」のご夫妻 リモート出演

居酒屋では、インド、アジア、和食など幅広いメニュー
「コロナ」自粛でも常連さんの熱い応援に感激

ダイビングショップ「シーボーン」で越前海岸での活動を展開
ダイビングの楽しさ、多くの人に伝えたい

6月28日の「お気楽サンデー」は、ゲストに福井市で多国籍居酒屋「シャンガリ」と、ダイビングショップ「シーボーン」を展開している「リーラ マノハラン リケシュ」さんと「前川幸恵」さんご夫妻を迎え、番組初のリモート出演という形で放送されました。

f:id:okiraku_sunday:20200629111330j:plain f:id:okiraku_sunday:20200629111334j:plain

(写真左はスタジオ内でのリモート画面/右はお店の前で)


お二人からは、居酒屋のお店の話と、インストラクターとして活躍中の越前海岸などでのスキューバーダイビングの楽しい活動が紹介されました。番組後半は、2020サラリーマン川柳の紹介でスタッフ大笑いでした。

お二人からは主に下記のようなお話が紹介されました。

  • 店は、福井市日の出1丁目の、えちぜん鉄道新福井駅の前にあり、JR福井駅からも徒歩で8分程度。ホームページやインスタグラムでも案内している。多国籍居酒屋シャンガリ - shangari-fukui ページ!
  • 二人はダイビングを通じて「モルディブ共和国」で出会い、リーラさんは17年前に福井に来て、和食の勉強などを積み7年前から多国籍居酒屋シャンガリ」を開き、合わせてダイビングショップ「シーボーン」も経営し越前海岸などで二人でインストラクターとしての活動を行っている。
  • 「シャンガリ」は、リーラさんのおばあちゃんの名前。店のメニューはインドのカレー、和食料理、タイなどアジア諸国の料理などいろいろで名前の通り「多国籍居酒屋」を味わってもらえるように努めている。
  • 今回の新型コロナウイルスの関係では、自粛の動きで大変だったが常連さんの熱い応援があり、お昼のランチを始めたり、コロナ対応を進めたりしてきた。店を大事にしてくれる気持ちが嬉しくて感激している。

越前海岸はダイビング絶好の場、関西からの客も多くて好評
体験ダイビング、水中の景色が楽しめる 魚たちとの写真も大人気
ナイトダイビングは、夜光虫、タコ、イカなど、昼の魚とは違う景色も

  • ダイビングの魅力は水中で多様な魚や生き物と出会え、美しい景色が味わえること。自分自身の浮揚感、水中写真など人それぞれにいろいろあると思う。
  • 体験ダイビングでは、初めに健康状態の確認、研修、そして海へと進み、一日で誰でも楽しむことが出来る。ウエットスーツや空気ボンベ、水中カメラなど全て準備している。一日15000円~20000円程度。
  • 装備は約15キロ程度の重さになるが水中ではそれほどに感じない。一回で40分程度、初心者は空気の減るのが早いがベテランになると長く潜っていられる。
  • 場所は越前海岸の、梅浦、大樟、厨などが多い。空気ボンベの充填ができる所が何か所もある。越前海岸はダイビングには絶好の場所で関西の人たちが多く来ている。県内の人たちはそんなに良い所と知らないのではないか、ぜひ、楽しんでほしい。
  • 水中では声を出しての話は出来ないので、鈴を持って入り音で合図する。音は陸上の4倍程度の感じで伝わってくる。行動については世界共通の手を使っての決まりがあり親指の方向などで具体的な指示をする。
  • 水中では、最初に、人によっては耳が痛くなったり怖いという人もいるが、インストラクターの指導で慣れてくると楽しくハマル人が多い。
  • インストラクターになるには、資格を受けるまでに100回以上潜ったり自分で体験しながらスキルを上げたうえで、7日から10日間の座学と実技研修を受けなければ資格取得は出来ない。
  • ダイビングの楽しさを多くの人に伝えたいと思っているので、気軽に私たちのダイビングショップ「シーボン」に問い合わせたり来てほしい。季節は夏から10月頃が波が穏やかで潜りやすい。

shangari-fukui.jimdofree.com

 

 

 

初企画「おたよりコーナー」私のステイホームなど爆笑

ステイホームは、田植え、菓子作り、テイクアウト、リモート食事
家族との楽しい時間、体重増、ネット通販でごみも増える

ニュース、新幹線「仮称 南越駅」駅名候補選定の動きに関心
季節のたより「薔薇」「芍薬、牡丹、百合」などが話題

5月24日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、コロナの関係で今回もゲストを招かずに、スタッフだけでの放送となりました。

その中では、特別企画として、視聴者の方や、番組協力隊の「NPO法人丹南市民自治研究センター」の皆さんからの「おたよりコーナー」がつくられ、ステイホーム、オンライン、定額特別交付金などをテーマとした12件のお便りメールが紹介され、楽しい家族の雰囲気や爆笑メールもあり、番組全体が柔らかく和やかに進行しました。

記事の最後にすべてを掲載しています。面白いですよー。ぜひご一読を。

 

番組全体の主な流れは下記の通りでした。

・ニュース・新聞拾い読み

 コロナでの県内自粛要請解除、越前市議会など手当削減、新幹線南越駅の新駅名は?

・季節の便り 私の好きな花

 「薔薇、バラいろいろ」「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」

・おたよりコーナー

 コロナとステイホーム、オンラインとリモート、特別交付金10万円

・雑談 暮らしあれこれ

 1個10円のゆで卵を電子レンジに入れたら爆発して、数万円のレンジがパ-!!


お便り紹介 テーマ:我が家のステイホームオンライン、特別交付金など

ラジオネーム:あうとろー・ひこうき さん(越前町

こんにちは。いつも楽しいお話をありがとうござます。 私の家でもご多分に漏れず、仕事が休みの日はステイホーム中です。 そんななか、先日私の家にスズメが巣作りをしていました。一説によると、スズメが巣作りすることは幸運を呼ぶということで良いこととされているようですが、糞の問題や蛇の出現など危険性があるため、我が家では撤去することにしました。 罪悪感を感じながら撤去を終え、ほっとしていた次の週に、なんと、スズメの糞が私の肩に直撃! スズメのステイホームを妨害した仕返しをされてしまいました。でも、実は運がついたんじゃないかと思い、宝くじでも買ってみようかと思っています。

ラジオネーム:イッチー さん(越前市

新型コロナウイルスで我が家は子どもたちと接する機会が増えて不安と不自由の中でも楽しく過ごしています。天気が良ければ近くの公園にテントやお弁当持って歩いて行き、雨だとおうちでお菓子やうどん、ピザなどを子どもたちと作って過ごしました。たまにドライブに行き、買い物はママだけで済ませて子どもたちは私と車でお留守番。不自由でしたが仕方ありません。 仕事は在宅勤務もあり、出勤が減ったことで家族との時間が増えて、更に子どもたちが愛おしくなり、通常に戻ることを寂しくも感じます。 国や市からの助成もありがたく、解禁されたら少し遠くに出かけて我慢のストレスを発散させたい希望を持って、まだしばらく家族の時間を過ごしていきたいです。

ラジオネーム:おっじぃ さん越前市
初めてお便りします。と言いますか、お便り出すのが初めてですから、このラジオネームも初めましてです。今年のゴールデンウイークは天気も良く、田植えなど春の農作業には最高の連休でした。我が家でも田植えや草刈りなど、ずっと農作業で、充実した連休となり日頃のいろんなことを忘れ、リフレッシュできました。一方、困っている高齢の農家さんの話も聞きました。いつもの年なら、ゴールデンウイークには田植えの手伝いに帰ってきてくれる息子や孫が、今年は帰って来られないから困っているとのこと。そのご夫婦がどうやって田植えをされたのか、私は知りません。

ラジオネーム:日野山 さん(越前市

ステイホームということで、家の庭でキャンプやバーベキューをする人が増え、ホームセンターの売り場が密になっているニュースや「お菓子作り」をされた方も多かったようですね。 先日、妻からラインで「クリームチーズを買ってきてほしい」と。探しまわって3軒目のお店でやっと買うことができました。妻の話では、お菓子作りをする人が多いせいか、あちこちでクリームチーズやお菓子の材料が売り切れになっているとのこと。意外な場所でコロナの影響に驚きでした。「★ステイホーム★ふくいのおうち食育」ということで、福井県もホームページで、「おうち時間」に簡単にできる料理レシピを紹介しています。越前市のホームページでも料理のレシピは紹介しているのですが、県はすごい。「Let's try! おうちで簡単!野菜作り」として、豆苗やベビーリーフ、ほうれん草の育て方まで紹介していました。ホームセンターでは野菜の種も苗も売ってますから、これを機会に野菜作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

★ステイホーム★ふくいのおうち食育 | 福井県ホームページ

ラジオネーム:てるっし さん(越前市
5月の大型連休、例年ですと田植えと万葉まつりへの参加等で慌ただしく過ごしていたのですが、今年は3密防止で不要不急の外出自粛が強く求められ、外出を控え、主に田畑の農作業でした。 そして妻とは「楽して美味しいものを食べよう」と、地域の飲食店のテイクアウトを楽しむことにしました。弁当にお蕎麦、刺身、焼き肉、丼ぶり、寿司等を注文しました。お陰で毎日の夕食が小宴会となり、少し体重も増えたようです。テイクアウトをすることで、お店にも喜ばれ、家飲みですから経済的にも得ということで、「楽して、美味しいものを食べて、お店にも喜ばれ、経済的にも得」と、“三方よし”ならぬ“四方よし”とは言わないでしょうけど、四得でした。 また、外出を控えたことで日頃できなかった屋敷内の片付けもできました。さらに農作業に従事し、自然の中で行動していたので大いにストレス発散もできました。 とても記憶に残る連休となりました。

ラジオネーム:しらやまスタジオのM さん

こんにちは、いつもラッキーいとうさんの後に放送している番組の、しらやまスタジオのMです。 コロナ感染防止のステイホームと言われ、毎年GWにしていた妻の実家への帰省がなくなり、お出かけ回数も減りました。(というよりも、仕事以外でしらやまから出ることが激減です) しかし、田舎の強みなのか、お出かけ以外で変わったことは少なかったです。(仕事は別ですが) 子どもとの散歩では密になることもなく、田植え等もいつも通りでした。 新たにしたことといえば、子どもと小麦粉からうどん作りをしましたが、出来上がりは無茶苦茶不味く、子どもはほとんど食べませんでした。麺を太く切りすぎたかな~??
先行きが不透明で、心配なことが多く、早く新型コロナの薬等が開発され、事態が収束することを願っています。何より、妻の実家のお父さん、お母さんに孫の顔をオンラインではなく、オフラインで見せてあげたいです。緊急事態宣言の解除がなされていますが、みなさん「うつさない、うつらない」ように気を緩めず、頑張りましょう!  

ラジオネーム:リバーサイドクリーン さん  
ラッキーいとうさん、スタッフの皆さん、毎回、身近な話題を楽しんでいます。さて、コロナコロナの日常の中で、仕事以外はすっかり出控えています。それで増えたのがネット通販。それにテイクアウト。便利だし、グルメも試したいし、とついつい利用してしまいます。 いつのまにか、我が家は段ボールやらプラごみがどっと増えました。 おそらく、どのご家庭でも多かれ少なかれゴミが増えているのではないでしょうか。  ゴミ回収の関係のみなさんに感謝です。

ラジオネーム::丹南太郎 さん(越前市

息子が今回のコロナ騒動で会社のパソコンを持って帰って初めてのテレワークをしていました。それなりに仕事はできるものの、細かな打ち合わせが出来ず、書類も手元になく気分が乗らんし不便だと言って、自粛解除を待ちかねるように出勤していきました。

ラジオネーム:50代 やつてみるかリモート さん(越前市
どのテレビを見ていても、ゲストや司会者がリモート出演でしたが、今一つ息が合っていない感じでした。やはり本当のコミュニケーションは、声も、手も、顔も近くないと、親密にはなれないのではと思います。でも、私もスマホにアプリ「ZOOM」をいれました。いつ、日の目を見るのか、全く予定はたっていません。

ラジオネーム:「ライチ」さん越前市
 東京に勤めている友人の話ですが、週の半分は在宅勤務になったそうです。 1時間以上かけて出勤しているそうで、出社の時は、帰宅後はくたくたで何もできないそうです。 在宅勤務のときは仕事後に料理や掃除、趣味の時間に使うことができているそうです。 心身の健康のためにも、アフターコロナでも、この働き方が続いていけばいいと思いました。

ラジオネーム:娘大好きパパ さん   
ラッキーさん、こんにちは。私には、東京の大学に通う娘がいます。 今回のコロナで、娘はゴールデンウィークも帰省できず、大学もオンライン授業ということで、一人、東京のアパートに引きこもっている状況です。 そこで、我が家では、食事の時間を東京と福井で同じ時間に決め、食卓にテレビ電話につないだ携帯を置き、一緒に食事をすることにしています。 お互いに楽しい食事の時間を過ごすことができるし、こちらは娘がきちんと栄養のある食事を食べているかも確認できるし、一石二鳥です。
ところで、娘は、アルバイトで家庭教師をしているのですが、コロナ感染が拡大してからは、 オンラインでつないで、生徒に教えているそうです。 直接会って教えていた時より質問も多くて、オンラインの方がいいのかも。と娘は言っています。

ラジオネーム:ライチ さん(越前市
特別交付金の使い道ですが、私は 10年以上使用しているパソコンを買い替えました。アップル社のMacBookを買いました。 初めて使いますが、見た目もスタイリッシュでワクワクしています。 使い方も、ウィンドウズと全く違うので、まずは基本操作から覚えていきたいです。 買っただけで満足してしまわないように、クリエイティブなことをはじめられたらと思います。

「お気楽サンデー」14年目へ.今回はラッキーの一人語り

コロナウイルス関連で 14年目にして初めてのゲストなし
ラッキーいとう 緊張の1時間 なんとか乗り切る

4月26日放送の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」は、2007年4月にスタートし、今回から14年目に入る記念すべき節目の回でした。

しかし、最近の新型コロナウイルスの関係で、スタジオ内ではゲストと2メートルの距離を保つことが困難との判断により、急遽予定を変更して、ラッキーいとうの一人語りという形での放送でした。

これまでの13年間に迎えたゲストは300名を超え、毎回、にぎやかにお気楽に楽しい雰囲気での放送だっただけに、60分を一人で進行するラッキーいとうは、話題と時間調整に相当のプレッシャーで緊張の一時間でした。

そのために普段は音楽を3曲でしたが、今回は音楽スタッフのキヨシさんが5曲を用意してカバーしました。「サクラ」「卒業できなかった君へ」「手洗いのうた」「緊急非常事態宣言の夜に」「明日への序章」など最近のコロナウイルスに関連した選曲でした。

放送の中の話題は、主に下記のような内容でした。

  • 最近の新聞記事ひろい読み
  1. 県内のコロナウイルス感染状況。県のマスク引換券配布とゲンキーでの様子
  2. 出産直前妊婦さんのコロナ関連検査
  3. 関西電力おおい原発の定期検査へ5月初めに県外から800人余が入ることの危険性
  4. 学校の休校はいつまでか?
  • 季節のたより 私の好きな花々
  1. ハナミズキ(花水木)の紹介と、越前市鯖江市、福井市でのお勧め場所
  2. 西山公園のつつじの状況。ツジの花芽の刈り取りと入園禁止。サツキとの違い
  3. 「藤」の花の美しさ。「藤」のつく苗字。藤の蔓での籐芸作品
  4. 今年、注目されている花?は大河ドラマ麒麟がくる」の明智光秀の家紋「桔梗」
  1. 福井市東大味町の「明智神社」の紹介。現地見学の感想など
  2. 坂井市丸岡町の「称念寺」の紹介。現地見学の感想など
  3. 光秀が確実に越前に来たと記している若狭の「熊川」と丸岡「豊原寺」の紹介
  4. 「桔梗」は秋の七草。桔梗の紋は「坂本龍馬」「大村益次郎」も使用
  • 雑談 暮らしのあれこれ
  1. 回らない回転ずしが増えている
  2. タッチパネルと飲食店の注文 最近のお持ち帰りと割引
  3. ペイペイなどのカード決済
  4. 町のコーヒー店プリペイドカード
  5. 連休は、出かけずに読書をしょう

 

ダム水没の村の原風景残す「小野.勝蓮花物語」

「小野勝蓮花物語制作委員会」写真集とDVD映像6巻を発刊
もう見ることのできない、2集落の貴重な記録
活動継続18年、伝えたい一途の想い、最終章が完成

3月22日の「ラッキーいとうのお気楽サンデー」はゲストに越前市の吉野瀬川ダム建設に伴う水没の村の原風景を残そうという活動を継続されてきた「小野勝蓮花物語制作委員会」の皆さんを迎えて、これまでに発刊された写真集とDVD映像全6巻の内容と、その活動などについての放送でした。
参加いただいたのは、映像撮影をされた「武生ビデオクラブ映游」の田中寿夫さん、高山勝美さん、ナレーション担当の田中吉美さんと今村里美さんでした。
皆さんからは、活動の中で知った地元の各種行事と歴史の深さ、村人たちの暮らしと仲の良さ、地元以外からみた新発見、また活動を通じて自分自身も得るものが多く楽しかった内容などが、にぎやかに笑顔の中で語られました。

f:id:okiraku_sunday:20200322175416j:plain

皆さんから紹介された主なお話は下記のとおりでした。 

● 「「小野勝蓮花物語制作委員会」は、吉野瀬川ダム建設に伴い水没移転となる「勝蓮花町」「小野町」の二つの集落の原風景を残そうと、平成14年に地元住民、白山地区の壮年グループ、写真クラブ、短歌クラブ、白山公民館、市民活動推進室に集うNPOたけふの団体、武生ビデオクラブ映游、地元出身者など約50名が参加して発足した。
事業名は「ふるさとの原風景を心に/小野.勝蓮花物語」として活動をスタートした。

● 写真班、映像班、物語班のグループ編成の中で、平成16年に写真集「ふるさとの原風景を心に.小野.勝蓮花物語」を300冊発刊し、平成22年には映像編「勝蓮花」DVDを発刊。その後、先日の最終章まで映像編「小野町」のDVD5巻を制作してきた。

● 最初の写真集では、見事な写真の数々に加え、それに合った短歌が詠まれ、歴史、写真、文化の余韻があふれるものとなり、地元の方々から制作委員メンバーに喜びの声が寄せられて嬉しかった。その中には二つの集落のすべての家と屋号も掲載されており、現在は何も残っていないので、とても貴重なものとなった。

f:id:okiraku_sunday:20200322182341j:plain
f:id:okiraku_sunday:20200322182327j:plain
f:id:okiraku_sunday:20200322182231j:plain

「撮るものは何もないわ!」と聞いたが、魅力満載の村だった
御日待 釈迦講 虫供養 石仏群 全戸の屋号など完全収録
圧巻は「金毘羅宮.神明神社のご神体遷座」闇の中で荘厳に
今も残る「勝蓮花の滝」、ぜひ一度、お勧めの観光スポット

  ● 映像DVDは、発足の際に「武生ビデオクラブ映游」の中に小野町の方もおられて撮り始めていると聞きクラブとして取り組み始めた。最初は地元の方から「撮るものは何もないわ」と言われたが、それは地元の人には当たり前すぎるものでも、外部からの視点では新発見と魅力多い伝統行事や風景がいっぱいだった。

● その中でも、正月に各世帯の男たちが集まり天照皇大神に一年の平安を祈願する神事と会食をする「御日待」では、朝食や味噌汁も男性だけで作るという行事だった。
一方「釈迦講」という行事は世帯から女性一人つずつが集まり、鐘を鳴らして御詠歌をうたい、その後に現代の「女子会」のような情報交換と親睦を深めるものだった。使用する「鈴と鉦」は代々に引き継がれる物だった。

● 特に印象深い出来ごとに地元の金比羅宮と神明神社遷座の行事があった。古代より遷座は夜の闇の中で蝋燭の灯の下に行われており、今回の遷座もその形通りに行われ、闇の中のご神体の移しは誰にも見えず神聖で厳かな雰囲気は生涯に経験できないもので感激した。撮影したものの一台のカメラには暗くて何も映っていなかった。神主さんはマスクしてご神体を包み、木箱に移し、それを区民が二人で担いだり抱き上げながらの移行だった。

● 「虫供養」は7月23日頃、お坊さんの読経の下で虫や獣類の供養が行われる行事だった。市内の大虫神社では虫を退散させる神事があり、新保町でも「虫送り」の行事が残っているが、「虫供養」は亡くなった虫の供養という点が興味深いものだった。

● 地区は街道沿いということもあり多くの「石仏」が各地に祀られており、鎌倉時代日蓮上人の弟子が彫ったという念仏が示されているお題目岩があり、不動明王が祀られている水飲み場では早朝に区民が集まりゴザを敷いて祈る行事もあったと聞いた。

● 全体の演出企画はビデオクラブ映游だったが、編集後の映像に合わせてのナレーションは地域の歴史や、神事、仏教、人々の暮らし、伝説など色んな知識が求められ、その原稿づくりは大変だった。白山村史や地域の人が作っていた書籍など多くを参考にした。初めて知ることも多く、地元で育った者でも新発見や勉強になり楽しかった。

● 18年も継続できたのは、メンバーが仲良く、無理をせず、そして何よりも、ダムに水没する二つの村の原風景を記録に残し、村の人たちや次の世代に残したいという一途の想いだった。また、自分たちにとっても新たな歴史や行事、風景などを感じることが出来たのも続けられた要因の一つだった。小野という地名は「小野妹子」という超有名人と関係があるとの伝説も聞いて驚いた。

● 地元の方へのインタビューでは、皆さんの若いころの川遊びや神社境内での映画会、お祭りのもようと合わせ、青年団として不満をもった家への肥桶放置など今だからこそ聞ける面白い話もいっぱいだった。最初は地元の方と緊張した関係もあったが時間と共に近くなっていった感じで撮影にも力が入った。

● 二つの集落の現在は一軒の家もなく寂しいが、発刊された写真集とビデオにはいつまでもそれらの原風景が残され、遷座した神々は神山地区の「新小野町」の新たな神殿に祀られている。「御日待」「虫供養」「地蔵祭り」など、ビデオに残っている幾つもの行事もしっかりと受け継がれ、新小野町の集会場には元の神社の神木で作られた大きな衝立も飾られている。

● 18年の活動時間と、財政的な個人負担も多かったが、この活動をやって本当に良かったと思っている。今も残っている自然風景としては、水量豊かな水しぶきを見せてくれる「勝蓮花の滝」はお勧めスポット、白山振興会が見学道も整備してくれたので、ぜひ一度みてほしい。
写真集も映像版のDVDも、越前市の図書館や地元関係の公民館に置かれているので、多くの方に見てほしい